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247.9.18「いよっっ!待ってました!六代目〜勘九郎丈」!驚異のその身体能力と全身バネ?!から繰り出される超絶技法!落涙必須の忠太郎〜感慨深いよなぁ…中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎 襲名披露“大阪松竹座九月大歌舞伎”【夜の部】
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     …さて、前回の記事は…「いよっっ!待ってました!六代目〜勘九郎丈」!驚異のその身体能力と全身バネ?!から繰り出される超絶技法!落涙必須の忠太郎〜感慨深いよなぁ…中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎 襲名披露“大阪松竹座九月大歌舞伎”【昼の部】

     …というタイトルをつけておりましたが、実は、これには【夜の部】の事も含まれておりましたので、記事を読んで頂いた方の中には「?!」訳が分からない〜と、お思いの方もおられたことと思います…( ̄。 ̄;)…すみません〜。当初は、一気に【昼も夜】両方、御紹介しようと考えておりましたので…。

     で、いよいよ【夜の部】についての御紹介をさせて頂きます…。が、
     その前にっ!!…前回の記事にコメントを頂いた“えつこ”さんへのお返事ですっ♥
    【昼の部】の『妹背山婦女庭訓(三笠山御殿の場)』映画『八つ墓村』に登場してくる台詞との関連ですが、私のアバウトな解説では“込み入った部分”を間違えてお教えしそうなので、上記の記事を幾つかお読み頂けると、映画のストーリィ(台詞)と「歌舞伎」の外題(三笠山御殿の場)との関連性がよくお分かり頂けると思います〜♥

     【夜の部】
     1.『女暫(おんなしばらく)大薩摩連中』…これは、当代随一の“名女方”玉三郎丈の独壇場ですっ!!もう、皆さま御存知の事とは思いますが、本年7月坂東 玉三郎丈は、歌舞伎俳優の女方として、何と!5人目となる【人間国宝】の認定を受けられているのでございます〜〜!(≧∀≦)n☆彡♥♥きゃ〜〜っ!このことは、現在の歌舞伎界にとって大きな意味を持ちます…。ここ数年の間に名代の“名女方”といわれた方々が相次いで鬼籍に入られた今っ!女方としては唯一の【人間国宝】の認定者なのです…。あちゃっ、そんな事を書いていると、肝心の観劇内容が何時までも書けません…(^-^;)…もちろん元の外題は『暫』…市川宗家の“十八番(おはこ)”の演目…。江戸歌舞伎の粋がそのまま形になったと言える素晴らしい作品ですね。

     この、煌びやかな“荒事”の舞台を女方が演じる…という趣向が受けて、初演以来現在までも度々演じられている訳です。“女方”として、申し分の無い玉三郎丈ですが、意外と“立ち役”的な演目もこなしておられます。ですから、大きな《素襖》を両手に持ち、悪人どもをハッタ!!と睨め付けて、黙らしてしまう“女傑”の『女暫』の「今井四郎兼平の妹=巴御前(ともえごぜん)」の凛々しさといったら…、本当に“出だし”から、カッコ良いんですよぉ〜〜♥♥悪人達が、よってたかって「巴御前」を追い払おうとするのですが、まるで意に介さず、逆に大男4人をやり込めてしまいます…。

     “揚げ幕”の奥から朗々と呼ばわる「巴御前」の《し〜〜ば〜〜ら〜〜〜〜く〜〜〜》という台詞…。玉三郎丈のお姿はまだ、幕の奥の方なので、見えませんが、その場の空気感を瞬時に張り詰めた物にし、会場内は期待する観客のジワが広がります…。“揚げ幕”のウチから二度の「暫く」の呼ばわりをした後、いよいよ「巴御前」の登場!!玉三郎丈は、女方の中でも上背のある方なので、鬘や烏帽子を付け、素襖を纏って出てこられると、生半可な立ち役の『暫』は霞んでしまうほどの威圧感っ!!

      舞台正面では、大きく反り返った《重くて大きい太刀》をぶんぶんと振り回し、追っ手の仕丁(しちょう)達の首を、一気にコロコロと叩き切ってしまうなんて事をする“女丈夫(おんなじょうぶ)”、これを舞台で観たお江戸の女性達は、きっと“胸の空く思い”をしたのでしょうねぇ…。

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     こんな男勝りの活躍をしておきながら、大役を果たした「巴御前」は、ここで舞台上の役者玉三郎丈にシンクロしちゃいます♥急に「刀が重いから誰か来てぇ〜〜ん」なんて甘えて、“花道の手前”にへたり込みます。そこで登場するのが“待ってましたっ”の六代目勘九郎丈(「舞台番 鶴吉」という設定です)〜♪♪困った様子で、玉三郎丈に“花道”での所作を促して、「舞台をちゃんと終わらせて下さいよ〜」、と頼みます。これに、玉三郎丈…ワザと「教えてくれなきゃ出来ないわぁ〜」とか言って、太刀を「鶴吉(勘九郎丈)」に持たせて、その場で“花道”を引っ込む際の六法(ろっぽう)を勘九郎丈にせがみます。この、お二人の《ジャラジャラ》とした掛け合いのムードがもう最高っ!!それまであれほど凛々しかった玉三郎丈ったら、急に女らしく振る舞うし、勘九郎丈は「何やらせるんだかぁ〜。あなた、ちゃんと知っているじゃあ無いですかぁ〜困ったお人だ…」なんて感じで、それでもちゃんと口三味線を引きながらも、一連の所作をして魅せてくれるモノですから、客席は大騒ぎっ♥♥…最後は“附け打ち”の方との絶妙のコンビネーションで、“花道”を艶然と立ち去る玉三郎丈〜〜(≧∀≦)n☆彡♥♥

     2.六代目 中村勘九郎 襲名披露 口上
    舞台上には、勘九郎丈を中央にして舞台上手から「我當丈」「扇雀丈」「翫雀丈」「玉三郎丈」「六代目」「七之助丈」「橋之助丈」「彌十郎丈」「秀太郎丈」の9名の俳優陣が居並び、玉三郎丈から順番に、勘九郎丈へのお祝いと観客へのお願いの口上が述べられます。ここでいちいち詳しくは書きませんが、我當丈のそれは、単なる口上ではなく、“人間我當”としての生の言葉が語られ、私は胸の内がジ〜〜ンときました。橋之助丈の口上は、肉親にしか話せない内容で、お父様の話題を搦めての言葉…私はここで、思わず落涙…。また、【昼の部】で、勘九郎丈にあっさりバッサリと切られて死んでしまう役の彌十郎丈は、幼少期から勘九郎丈を知るエピソードをご披露下さいました♥

     3.勘九郎六変化 『雨乞狐』
    さあっ!!遂に!この演目の御紹介がやって来ましたっ!!本公演の、目玉中の目玉の演目!!本来はお父様が勘九郎の時代に演じて、大当たりをとった“変化舞踊”…これを六代目勘九郎丈が引き継いで、勘太郎時代に演じておられたのですが、ある時、大変なアクシデントが!!
    …詳しい事はさておき、歌舞伎俳優の皆さまの《身体能力》には、時として“人間離れしている”と感じる瞬間が何度となくあります。今回の公演に参加しておられる、壱太郎丈の昨年の“毛振り”もそうですし…普段、どんな筋トレをなさっているのか?!関節の柔軟性や、全身の筋肉の動かし方など、信じられない場面をこれまでも何度となく拝見をしてきました。

    今回、当月の観劇を決めた理由の一つに、読売新聞夕刊に掲載される《点描》ー歌舞伎の素顔ーという紙面の存在がございます…。こちらの記事、2012年9月10日(月)の夕刊…、図書館でのコピーや読売販売店での購入が可能であれば、是非!目を通していただけると分かります。“勘九郎六変化 あざやか”と題して、記事と美しいお写真が掲載をしてあり!ここで、勘九郎丈が舞台の上で【飛んで】いるんです!!この高さ、ほぼ人の身長はあろうかという高さかと…、もちろん、これには仕掛けがあります…。記事の写真を勝手に転載出来ないのがもどかしいのですが、舞台のセリに仕掛けをして、勘九郎丈を【噴射】!!しているのです…。そんな、一歩間違えば危険な装置…事前に入念なチェックが必要で、“ふみ君”様のツイを御覧下さい〜♪♪

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    舞台中央の黒い部分がセリ…この部分に勘九郎丈が乗り、勢いを付けて上に【噴射】されるわけです。実際の舞台では、それは突然に起こりますから絶対に見逃してはなりませんっ!!飛び出てきた瞬間っ!!会場内は大きく響めき、“大向”の皆さまの掛ける声が“これでもかっ”と響き渡りますっ!!セリから飛び出す“狐”の姿になるまでには、五つの舞踊がございますから、ちゃんと数えておいて下さいましね…で、凄いのはここから…。機械の力を借りての動きはここだけ、後はひたすら勘九郎丈の身体一つの芸!!人手はなく“狐の変化(つまり妖怪)”ですから、その動きの全てに(指先はもちろん、足の先まで)“狐”であることが求められているのです…。

    考えてもみて下さい、板の上に立っていて、その場でどのくらいの高さ、真上に飛び上がれますか?!勘九郎丈のそれは、信じられない高さで、真上に跳ね上がります…。そうして最後の最期にkabukimonは信じられない光景を目の当たりにしましたっ!!これまでにも「狐忠信」など、現猿之助丈や先代の猿之助丈が、同じお衣装と鬘で演じてこられた“狐”ですが、こんな演出は初めてでした。

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    反り返った頭が、“花道”の下!まで下がったんですよっっ!!分かります?!思わず興奮して、2枚もマンガにしちゃいましたっ!!で、何が凄いかというと、この状態から自力のみ!身体を易々と起こしたんですよ〜〜勘九郎丈はっ!!

    同じ体勢で、観客を沸かせる演出は、これまでも他の役者さんで何度となく用いられてきましたが、その際には手元に紐が用意され、この紐を握りしめて体勢を保ち、反動を付けて身体を起こすのが普通でした…。それがっ!!勘九郎丈はご自身の“背筋”と“腹筋”と、全身の筋肉だけを頼りにここまでの事を成し遂げちゃったんですよ〜〜( ̄。 ̄;)…(O_O)…【夜の部】は、この『雨乞狐』を御覧頂くだけでも、十分な値打ちはあろうかと思いますよぉ〜〜でも、これも、突然の出来事なので、“花道”のすぐ脇で観劇をしていらしたお客様は、突然の勘九郎丈のアクロバティックな行動に、身体が仰け反ってました…爆!!そりゃぁそうでしょうよねぇ〜だって、突然勘九郎丈の頭が“横から降ってくる”〜状態ですから〜♥♥
     お父様の勘三郎丈にとっては本当に“嫌なライバル”でしょうねぇ〜爆!!こんな舞台を観て観客のジワを感じたら、俄然と“敵愾心”がわき起こっちゃうんじゃ無いでしょうか?!口上でも、何度となく《勘九郎という名前を大きくしたのはお父様…》という言葉があり、《その名を継ぐ重圧をはね除けて欲しい…》趣旨の発言が多かったのですが、私は本公演を拝見して、これは逆だなぁ〜と、感じましたよ…きっと、勘三郎丈の方が“焦る”のでは無いでしょうか?!自分の勘九郎時代の出来と息子の今とを比べられるでしょうから…療養中のベッドで、きっとウズウズされていらっしゃるでしょうねぇ〜(⌒∇⌒)!!

     4.『雁(かり)のたより』
    これは、上方歌舞伎界の俳優の方が中心のお芝居。私kabukimonの大好きなジャンル《上方和事》のムード満点のお話し…♥登場人物達が交わす言葉のやり取りが、関西人の“心のツボ”を押さえていて、心が暖かくなる“優しい人情の機微”が描かれます。こちらの注目はなんと言っても「翫雀丈」と「壱(この字をかず、と、お呼びします)太郎丈」の親子共演♪♪息子さんの「壱太郎丈」がお若いのと、スタイルが良いのとで、これまでの《当代藤十郎丈と翫雀丈の親子共演》での恋人役とでは、無理がありません!!(ごめんなさい!藤十郎丈と翫雀丈〜(ToT)m(_ _)m!!)最近は「壱太郎丈」の活躍が素晴らしく、どの舞台を拝見していても《外れた》と感じる事がありませんっ!!

    正直、スッピンが《男前》系では無く、どちらかと言えば《ワイルド》系と感じるkabukimon(あっ!!これ、あくまでもkabukimonの私見ですからねっσ(^◇^;)っ( ̄。 ̄;)…)、それが全ての拵えを済ませて舞台に立つと、どんなお役の色にも合わせちゃうんですっ!!基本は女方ですが、立ち役も十分にこなせてしまう、演技の幅の広さには《若いのに凄い》としか、言いようがありません〜♥そして、《何でも出来ちゃうスーパーマン♪♪》といえば、この方っ!!「亀鶴丈」です〜〜!!この方の何が素晴らしいってkabukimonの一番のお勧めは“口跡”なのですよぉ〜〜♥「歌舞伎」は“舞台の上の総合芸術”…ですから、台詞が聞き取りにくい役者なんてあり得ませんっ(これに関しては、お名前の通った方でも精進して欲しい…と、思う方いらっしゃいますがね!(`ヘ´) プンプン!

    観客は《演劇》を見に来ていますから、台詞をいかに観客に伝えるか?!は最重要事項…。どんなに男前で感情表現が豊かでも、劇場の隅々にまで、細かい台詞のニュアンスが伝わらないのでは「金返せっ!」ですよ…。その点、「亀鶴丈」の演じるお役はどれも素晴らしい“口跡”で、劇中の物語にグイグイと観客を引き寄せていきます。でも、スタイルが良い方なので、女方でも大活躍っ“揚巻”の同僚の遊女などもされていたり…本当に幅の広〜い役者さんですっ♥♥

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    『雁のたより』でも、関西人が舌を巻くような“上方言葉”をスラスラと話しておられます…。(最後のマンガは「亀鶴丈」の「若旦那 万屋金之助」と「壱太郎丈」の「橘姫(昼の部)」 っ♥ でも、最後に少しだけ疑問が…【夜の部】の外題の順番、少しkabukimonは「?!」でした。どうして3.の『雨乞狐』を最後に持って来なかったのかと?!どう考えても、最後の終わり方の余韻は『雨乞狐』の方が、『雁のたより』より、盛り上がって終演できた筈なのになぁ…と〜??ま、良いですけれど…(*^ー゜)♥

    今回、マンガに出来たのはここまでっ…本当はもっと、もっと詳しく描きたかったし、書きたかった…、のですが、そんな事をしていたら、肝心の公演が楽日を迎えてしまいます〜!!一日も早くアップして、多くの方に当月の公演を観劇して頂きたかったので、内容の充実よりも記事の更新を優先させたため、十分な事ができていません…。

    この他にも…、「七之助丈」の素晴らしさや、「彌十郎丈」の格好良さや、「吉弥丈」の変幻自在ぶりや、「橋之助丈」や…ああああああ〜〜書き足りない〜(T^T)…(゚◇゚)、でも、これだけはどうしても…【昼の部】3.『瞼の母』に中村 小山三丈「女中 おふみ」役で元気に舞台を務めておられるんです♥♥御年92歳!!信じられない滑舌の良さと口跡と立ち居振る舞い…先代の勘三郎丈のお弟子さんで、中村家一門にとって、その存在は最早【精神的支柱】…なんで、私がこんな事を書けるかと言うと、当代の勘三郎丈はフジテレビさんとタイアップをして、これまで何度となく御家族の日常を番組にして放送をしてこられてきました。この番組を必ずといって良いほど視聴をしてきたので、気分は“親戚のお節介なおばちゃん”状態なのですよ〜爆!(-^〇^-)!

    また、前回の記事にも書きましたが、今回の“番付け(公演プログラム)”はまだ、写真付きではなかったため、限られた情報でマンガを描いておりますので、髷やお衣装やお顔の拵えなどは、イメージとして御覧頂きたいと思います…よろしく御願いを致します!!
     
    そして、とうとうこんな話題が登場する時期になっていましたぁ〜〜そう!京都の【顔見世】です!!
    「東西合同大歌舞伎」 !!六代目 中村勘九郎 襲名披露!!

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    あ〜なんだかもうっ…こんなチラシを拝見したら、辛抱たまりませんよ〜今年も“預金切り崩し”決定です…。でも、来年は歌舞伎座の新装がなる年…なんとかして、一度は【お江戸】での観劇を果たさなくては〜爆!!で、…最後の写真は、今回のお土産〜♥♥他にもつい、『女暫』の玉三郎丈や亀鶴丈のお写真を買っちゃいましたぁ〜大きくって美しいこれらのお写真は1枚500円で、お買い求め頂けます〜♥♥

      どうか、この記事を読まれた方で、大阪松竹座へ観劇に行けるっ!!という距離にお住まいの方っ!!何としてでも、当劇場に観劇にいらしてみて下さいっ!!本当に、贅沢で素晴らしい時間を過ごせます!!そして、こんなに豪華な俳優陣が演じる舞台を、このお値段で関西で観劇出来るチャンスはもう二度と無いかも知れません。

     現在【お江戸】の歌舞伎座は改築中ですが、その完成は目前に迫っております。【お江戸】をベースに活躍をしておられる歌舞伎俳優の皆さまも、歌舞伎座が新装オープンとなれば、そちらが本拠地ですから、今回のような豪華な東西の俳優共演など、“顔見世”レベルっ!!

      当月の公演の開期は25日(火)まで、まだ各公演の、チケットには残席がありますし、前回の記事の冒頭で御紹介をした、“幕見席”システムなどをご利用頂き、どうか!!【一期一会】の素晴らしい時間を過ごして頂きたいですっ!!

     公演のチケット購入は、松竹座の窓口や南座の窓口でも購入出来ますが、簡単な登録さえすれば、こちらが大変に便利です!!《チケットWEB松竹》
    劇場に、直接お問い合わせになるのでしたら、こちらを参考になさって下さい!!また、歌舞伎について、色々とお知りになりたい方は、こちらの《歌舞伎美人》のサイトを是非!!お訪ね下さいませ…♪♪


      …では、最後まで、長々と記事にお付き合い下さいまして、ありがとう御座いました!!…御礼を申し上げます…m(_ _)m♥♥!!

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    | kabukimon | 歌舞伎 | 23:13 | comments(2) | - | - | - |
    246.9.17「いよっっ!待ってました!六代目〜勘九郎丈」!驚異のその身体能力と全身バネ?!から繰り出される超絶技法!落涙必須の忠太郎〜感慨深いよなぁ…中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎 襲名披露“大阪松竹座九月大歌舞伎”【昼の部】
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        え〜〜っ皆さま、久しぶりの「歌舞伎」ネタの記事でございます…。調べてみたら昨年の10月が「歌舞伎」ネタの最新…という事は、ほぼ、1年ぶりの記事でして…。全く〜このブログのタイトルに上げている!というに、情けないことで…( ̄。 ̄;)…この、1年間の間には、そりゃもうっ!!素晴らしい歌舞伎の舞台を何度も観劇しているのですが、「イサン」や「階伯」…果ては「青と陶」やら「ファンミ」やら、ついぞ「歌舞伎」のネタを記事に出来ない状況が、連続していました…。

       また、観劇した公演自体が、公演終了間際…というケースが多く、記事で「歌舞伎」の公演を御紹介する(お勧めする)という趣旨が生かされない場合が多かったのです。今回、御紹介をする大阪松竹座「九月大歌舞伎」も、実は観劇を断念するつもりだった(ソジンさんのファンミや、年末の顔見世を観劇したいため、先立つ物が…)のです。…ところが、《縁》とは不思議なモノで、最近ツイッターで、ある方とお出会い致しまして、その方のフォローをさせて頂いたところ、お返事を頂き、また私をフォローをして頂けた!!という出来事があったのです…。

       その方は“ふみ君”様…でして、株式会社松竹に席を置いておられ、《狂言方》のお仕事をされていらっしゃいます…。《狂言方》と、申しますのは、主に「歌舞伎」の演出部門を総括している、とお考え頂ければ良いと思います。この方のツイで、本公演の舞台裏のお話し(役者さんのつぶやき)が大変興味深く語られ、俄然興味が沸いてしまったのです…。他にも《附け打ち》の“やまさきとおる”様のツイも、大変に面白く拝見させて頂いています…♪♪お二人のツイから、アッチこっちと他の方のツイをお邪魔していましたら、な、な、何と!!坂東彌十郎様のツイにまで辿り着いてしまった!という…、まるで“わらしべ長者”の様な状態に…。

       こうなると、最早《観劇》は宿命!!切符の手配を《チケットWEB松竹》で行い、この度の観劇へと繋がったのです…。この、《チケットWEB》システム、最初に登録は必要ですが、大変に便利なシステム!直接劇場に足を運んで購入出来ない方にとっては、大変に便利ですよ〜♥座席を自分で確かめながら購入出来るんです!!

       またもや、長い前置きになってしまいましたが、当月の大阪松竹座の公演は【中村勘太郎改め 六代目中村勘九郎 襲名披露 九月大歌舞伎】というタイトル!で、演目と配役 は、といいますと、このようになっております〜(*^O^*)♪♪…もう、御存知の事と思いますが、本来ならばここにあるはずのお名前が見当たりません…そう、勘九郎丈のお父様、現 中村 勘三郎丈のお名前が無いのです…“現在は、《早期の食道ガン》切除の手術を受けられ、静養中でいらっしゃるからです…。《早期》であったとはいえ、“開腹手術”となれば、それなりにじっくりと身体を労る必要がございます…長年に渡り、勘三郎丈と苦楽を共にしてこられたスタッフの皆さまの、《ご心痛とご心配》は想像に難く無い事。

       まして、本公演は愛息勘九郎丈の襲名と、長年にわたり名乗ってこられた愛着ある《勘九郎》の名跡の“新たなる旅立ち”の日…。ご本人の悔しさったら、いかばかりかと…。そんな勘三郎丈の病気平癒を願う、こんな素敵な色紙が、用意されたんです〜(“ふみ君”様のツイより…)

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       劇場内に入って、まず目を引くのが、こちらのズラリと並んだ“飾り絵”…「絵」と言いましても、これっ!伝統的な日本の“菓子工芸”つまりお砂糖で造られた物…。これだけ揃うと圧巻!お祝いムードが一気に高まる【お江戸】らしい、“粋でしゃれた演出”〜♥♥

       そして、いよいよ会場内へ…そこで観客を待ち受けているのは《関西テレビ》さんから送られた、“お祝いの幕”…襲名披露公演ならでは、の特別な幕!です。幕の地の配色に角切銀杏(すみきり いちょう)の紋が映えて美しい〜〜(●^o^●)♥♥…

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        この幕、劇中は当然ありませんが、幕間は、ほぼ降りたままなので、“大道具の皆さま”はこんな風に少し裾を捲ってお仕事をされます。で、次の写真は当月公演の《タイムスケジュール》♪♪どの演目が何時始まって、何時に終わる…と詳しく記されていて、会場内のあちらこちらに置いてあります。

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        今回に限らず、最近はこうした“幕見席”のシステムを関西の劇場でも導入される場合があって、大変に良い事だと思っています。7〜8年前、海外の友人と交流する機会が多かったkabukimonは、歌舞伎を観たいっ!と頼まれる事が多かったのです。ここで、彼らのネックになるのが《価格》…、外連(ケレン)がたっぷりの派手な舞台だと、大丈夫なのですが、古典的な外題ですとなかなか金額的に折り合わないケースが多く、こうした“幕見席”のシステムがもっと早くからあれば、多くの海外の方に、気楽に「歌舞伎」を楽しんで頂けたのに…。もちろん!日本の方で、「歌舞伎」は何だか“高くて難しそう”…とお考えなら、是非っ!!一度、このシステムをご利用下さい!!

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        今回、海外の方向けにもこうして英語で“幕見席”が紹介してあったので、とっても嬉しかったです〜♪♪、お席はかなり見えにくいですし、席数も少ないですが、十分に感動は伝わります…kabukimonの学生時分は、3F席が定番でした♥だって、『雨乞狐』が1500円!!で観劇出来ちゃうんですよっ?!驚きの価格ですっ!!

       …やっと、肝心の“舞台紹介”にたどり着けました、フウ…。
      昼の部は…1.『妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)(三笠山御殿)』この、三笠山御殿の場は原作の“通し狂言”では、四段目に当たります。で、のっけから申し訳ないのですが、わたくしkabukimonは、この外題があんまり好きじゃ無いんです…。むしろ、《見たくない》部類…。筋立ては、皆さまお調べ頂くとして、この段の主役「お三輪」の描かれ方が、同じ女性としてはあまりにも切なくて理不尽で、見終わった後に凄く哀しくなるんです。いかに過去の日本の女性が、苦しい生き方を強いられてきたんだろう…と。見たくなくても演目にあれば見ざるを得ません。

        kabukimonが、嫌いになってしまうのは、これまで拝見してきた「お三輪」が、どれも素晴らしかった!からなんです…!あんまりにも切なく、また、一途な“女心”を見せつけられるので、視聴した後で、過去の日本女性の強いられてきた運命を思うと切なくって…今回は七之助丈が「お三輪」を熱演っ!!更に、この外題が嫌いになってしまいました〜(ToT)!!七之助丈の実年齢が、実際の「お三輪」に近い年齢であり、お若い事で、より物語に入り込みやすく無理がなかった事も大きいでしょうね…。

       官女達に嬲られて、必死に愛する男性を追い求める「お三輪」…嫉妬に我を忘れて屋敷内に押し入ろうとする姿、そして愛する男性の為に“自分の死”が役立つと知った安堵と、死ぬ事への恐れ、来世での縁を願う気持ち…が、ない交ぜになった、若い「お三輪」を生き生きと演じる七之助丈…あんまりにもピッタリと嵌った「お三輪」像に、次の方の「お三輪」を拝見しても、比べてしまう…( ̄。 ̄;)σ(^◇^;)…kabukimon、困ったです。

       …2.『俄獅子(にわかじし)』『 団子売り(だんごうり)』の舞踊。この『団子売り』の劇中で、《昼の部》の襲名口上が登場!!先の『俄獅子(にわかじし)』は、橋之助丈と扇雀丈の息のあった舞台です。お二方は、勘三郎丈と共に、【平成 中村座】を牽引なさってこられた勘三郎丈の盟友…、一部の隙も無い美しい舞で、《吉原》 の賑わいを舞台一杯に華やかに表現♪♪立ち回りの役者の皆さまとの華やかな踊りと動きに、うっとり…最後の見得がまたっ!!艶(あで)やかで素敵でしたぁ〜♥♥

       『団子売り』は勘九郎丈と七之助丈のご兄弟による舞踊劇…。キビキビと立ち働く“若夫婦”なんですよぉ〜兄弟ですが…しかも、嫁を兄の勘九郎丈が好演っ!!こんな兄弟がいたら、ご両親は心強いでしょうねぇ〜途中の口上も、「父の分まで…」と七之助丈がキリリっとしたお顔で、仰有るものだから、つい、ウルッときちゃいました…。

       …3.いよいよ、『瞼の母(まぶたのはは)』です。この外題には、私の敬愛する玉三郎丈が主人公の忠太郎の母親、として登場してきます。平成世代には、認知の低い話でしょうが、昭和世代には「瞼の母」はよく知ったお話し。江戸時代の“渡世人”…今にピッタリくる言葉は無いように思えます。簡単に“やくざ”とか“チンピラ”というのも、少しニュアンスが違います。《流れ者》《アウトロー》《風来坊》…どれもこれも、“渡世人”の極一面を捉えただけの表現におもえます…。

        主人公の「番場の忠太郎」は、そんな“渡世人”の中でも、筋を通す正当派の部類。弟分の「金町の半次郎」を助け、弱い老婆を助ける…。侠気に溢れ、他の“渡世人”からも一目置かれる存在の「忠太郎」、そんな彼も、生き別れた実母を捜し求める切ない思いを胸に秘めています。この、【強い侠、でも何だか影がある】という「忠太郎」を、勘九郎丈は、丁寧に演じておられました…。役柄上、博徒とか渡世人の役を勢いで演じてしまわれる俳優さんもおられましたが、《若いけれども、落ち着いて胆の座った》「忠太郎」像を構築…。素敵〜♥♥母を思ってチョッピリ凹む辺りの仕草が“萌え”〜♥

        そんな正当派の“渡世人”の「忠太郎」ですから、やっと巡り会えた母「水熊のおはま」の素気(すげ)ない態度に、プライドを傷つけられてしまいます。【母親】という存在に大きく期待をしていた分、「おはま」が自分を“金目当てのならず者”の様な目、でしか見ないことに耐えられませんでした。心の中では、互いに慕い合いながらも、素直になれない【母と子】を玉三郎丈と勘九郎丈が、がっぷりと四つになって魅せます!!

       …この、『瞼の母』は、襲名披露の演目としては、若干“地味”では無いか?!という意見もあったそうです。確かに、派手な演出も鳴り物もありませんが、【演劇】をお好きな方には堪らない舞台…。こんな贅沢な配役なんて、もうそうはあり得ませんっ!!…娘の「お登世」に咎められ、やっと素直に息子「忠太郎」を認めて、呼び戻そうとする「おはま」…妹の「お登世」と二人、「忠太郎」を追ってきた渡し場で、彼の姿を追い求めて名を呼びます。ここでの、玉三郎丈の「ちゅ〜たろぉ〜う〜」「ちゅう〜〜たろ〜〜う」の呼び声と七之助丈の「ちゅうたろ〜う、に〜さ〜ん」の声に、周囲からはすすり泣きの声が漏れ始めます…。お二人の声だけが、劇場内を満たしていて、シーンとした中に微かなすすり泣きの声…。

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       この、二人の様子を物陰で伺っていた「忠太郎」…離れてゆく二人を見送って…

      「会ってやるもんか…!」 
       
      …この台詞を聞いた途端にっ!!会場内のあちこちから“泣き声”と“嗚咽”が広がります、勘九郎丈の目にも、一筋の涙がっ!!この涙を見た途端に私kabukimonもポロリと落涙…、だって、玉三郎丈のトボトボ歩きの演技と「ちゅう〜た〜ろ〜〜〜う」にもう、ぐらぐらときておりましたからねっ。゚(゚´Д`゚)゚。…泣けましたよ〜〜〜!!

       最後は、シビアな世界に生きる“渡世人”らしく、かっこ良く決める「忠太郎」…イヤな野郎の「素盲の金五郎」を彌十郎丈が熱演〜で、あっさりと切られちゃうんですが、ここでのエピソードは【夜の部】の口上で聞けちゃいます♥♥

        ※今回、“番付(公演プログラム)”が、まだ写真入りで無かったため、マンガにする際の情報に限りがあります…会場内で販売されているお写真は、そうなん枚も買える値段では無いので、お衣装や鬘、お化粧の拵えなど、kabukimonの独断がかなり入っております ことをお許し下さい…。

       本当は、【夜の部】まで、一気に御紹介をしたかったのですが、記事にしているうちに欲張ってしまい、叶いませんでした…。どうか、この記事を読まれた方で、大阪松竹座へ観劇に行けるっ!!という距離にお住まいの方っ!!何としてでも、当劇場に観劇にいらしてみて下さいっ!!本当に、贅沢で素晴らしい時間を過ごせます!!そして、こんなに豪華な俳優陣が演じる舞台を、このお値段で関西で観劇出来るチャンスはもう二度と無いかも知れません。

        現在【お江戸】の歌舞伎座は改築中ですが、その完成は目前に迫っております。【お江戸】をベースに活躍をしておられる歌舞伎俳優の皆さまも、歌舞伎座が新装オープンとなれば、そちらが本拠地ですから、今回のような豪華な東西の俳優共演など、“顔見世”レベルっ!!

        当月の公演の開期は25日(火)まで、まだ各公演の、チケットには残席がありますし、冒頭で御紹介をした、“幕見席”システムなどをご利用頂き、どうか!!【一期一会】の素晴らしい時間を過ごして頂きたいですっ!!

       公演のチケット購入は、松竹座の窓口や南座の窓口でも購入出来ますが、簡単な登録さえすれば、こちらが大変に便利です!!《チケットWEB松竹》
      劇場に、直接お問い合わせになるのでしたら、こちらを参考になさって下さい!!

        出来るだけ早く、【夜の部】の記事も上げたいと考えております!!【昼の部】とは、また違った味わいがてんこ盛りっ!!の【夜の部】
       …どうか、こちらも劇場に足をお運び下さいマシ…m(_ _)m♥♥


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      | kabukimon | 歌舞伎 | 23:11 | comments(1) | - | - | - |
      162.10.12.京都南座、「十月大歌舞伎」!!中村 壱太郎丈の女方の嫋やかさと、若さ溢れる“高速回転毛ぶり”に驚愕!!
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         久しぶりの「歌舞伎ネタ」のアップですが…、まずはとても哀しいお話しから…“昭和〜平成”を代表する「歌舞伎俳優」の重鎮、中村 芝翫(なかむら しかん)丈が10日に亡くなられたのです。数年前から「肝臓がん」を煩っておられたそうですが、先月まで舞台に出演をされておられただけに、ご家族の皆さまはお辛いことでしょう…特に、次男の中村 橋之助丈は今回ご紹介をする、京都南座に出演中の身、午前の部を終えられて、すぐに帰京をされたそうですが、死に目に間に合わず、奥様の三田寛子さんが携帯電話を芝翫丈の耳元に当てて、橋之助丈は最期のお別れをされたのだそうです…。

         舞台を務めるお仕事の方の宿命とはいえ、胸が詰まるお話しです。芝翫丈と言えば、やはり“赤姫” (お上品な、位の高い御姫様を指します、赤いお着物を着ていることが多いので)の印象でしょうねぇ…。中村 歌右衛門丈と共に、昭和の歌舞伎界を女方として支えてこられた素晴らしい俳優さんのお一人です。印象としては、“ぴたりと動かない”なのです。品のあるお姿と口跡でしたが、立ち役の方の演技が始まると、相手役との絡みがない限り動きを止められます。決して演じるのを止めているわけではないのですが、お役の空気感はあるモノのサボート役に徹されるのです。凛とした佇まいで、本当に“お姫様”の役はどれもピカイチっ!!一番多く拝見した演目は「道成寺もの」…でしょうか。踊りも素晴らしかったです。心よりのご冥福をお祈り致します…。

         そうして今度は歌舞伎界にとって、素晴らしい出来事!!のお話し…、もう既に多くのメディアで取り上げられてはいますが、俳優の香川 照之氏が、長年疎遠であった父である市川 猿之助丈との絆を取り戻してこられ、ご自身が歌舞伎界に飛び込む決心をされたことです。このことで息子さんが市川 團子(だんご)を襲名され、自分は市川 中車(ちゅうしゃ)として歌舞伎の舞台に立つ事になりました。初舞台は来年の6月とのことです。いずれは香川氏のご子息、團子丈が“市川 猿之助”という大名跡を継ぐ布石が打たれたわけです…。
         
         kabukimonとしては、歌舞伎界の異端児として、長年【孤軍奮闘】をされてこられた市川 猿之助丈の心中を思うと、心からこのニュースを喜ぶ気持ちはあるのですが、ただ一つ、長年「スーパー歌舞伎」を拝見してきたファンとして、どうしても引っ掛かる事が御座いました…。上手くは文章に出来ないのですが、この気持ちを少し代弁をしてくれる記事を見つけましたので、ご紹介致しますね。http://www.cyzo.com/2011/10/post_8692.htmlです。この話題が出た折りに、市川 亀治郎丈が次の“猿之助”を継ぐと聞き、本当に愕きました…。亀治郎丈は本当に素晴らしい歌舞伎俳優ですから何ら問題はありませんが、こちらにはお父様の“市川 段四郎”という名跡が控えています。ここで、無理に“猿之助”の名跡を継がせることは、“段四郎”の名前に対してどうなのか?!と正直思います。そして、ご紹介をした記事にあるように、猿之助丈と共にこれまで歩んでこられた市川 右近丈の心中を想う時、とても複雑で残念な気持ちになります…。

         これまでに、多くの部屋子さんを預かり、見事な歌舞伎俳優に育ててこられた猿之助丈の集大成(血縁ではなく、実力主義での舞台への登用)が市川 右近丈の“猿之助”襲名だと考えていたので、「猿之助丈あなたも、結局は…」という気持ちになりました。きっと、当の右近丈や、今の「スーパー歌舞伎」や素晴らしい歌舞伎の舞台を支えている“澤瀉屋一門の若手の皆さん”はkabukimonみたいな気持ちはお持ちでないのかも知れません、でも、長年「スーパー歌舞伎」を楽しく観劇してきた一ファンとして、哀しい気持ちでおります。どうか松竹の関係者の皆さま、右近丈を初めとする澤瀉屋御一門の若手歌舞伎俳優の皆さんを今後も守り育てて下さいましね…。家柄や門閥に関係なく、力を付けた者が演じるレベルの高い舞台を今後も楽しみにしております〜(*⌒▽⌒*)!!

         またもや、前置きが長くなってしまった…(>_<)。久しぶりの“歌舞伎ネタ”ですので、どうかご容赦を…。さて、本題の京都南座「十月大歌舞伎」のご紹介とお勧めです。出来るだけ上演中の舞台をご紹介して、多くの皆さまに劇場へ足を運んで頂きたいので、本来の順番でゆくと九月の松竹座や新歌舞伎座での観劇事情を先にご報告すべきなのですが、先日の10日に拝見した舞台にとても感激を致しましたので、こちらを先に記事に致しました。どうか、読んで頂いて、南座の公演にお一人でも多く足を運んで下さいますよう御願いを申し上げます…。

         まず、一つ目の演目は、中村 橋之助(はしのすけ)丈演ずる“歌舞伎十八番の内”「矢の根」、登場するのは曽我五郎時致(そがのごろうときむね)です。冒頭でもご紹介したように、この日、都内の病院に入院中だった、お父様の中村 芝翫(しかん)丈の病状が急変をしていたのですが、昼の部の開演は11時、そして2つめの外題の終演が確か13時頃でしたので、丁度二つ目の外題に出演をされていた時に、お父様が亡くなられたのだと思います…。「矢の根」の見所はなんと言ってもその豪快さでしょう。これぞ「歌舞伎」っ!!と言うような隈取りメイクとあり得ない髪型の鬘、派手派手な配色のお衣装、大きな曲がった太刀…どれも“傾(かぶ)いた”男の勇壮な立ち居振る舞いがピッタリと来る華やかなお芝居です。

         途中で後見の方が、衣装を再度着付ける場面がありますが、楽屋なら何人もでする作業を曲に合わせて、前後のお二人だけで着付けないとダメなので、終わると「ふうふう」と肩で息をするくらいに大変…こんなにも重くかさばるお衣装ですが、橋之助丈の動きはとても軽やかで、大きな“矢”を振り回して見応え十分!!歌舞伎俳優の立ち役をされる方の何人かは、とても大仰な動きを、ただ闇雲にする事で表現されるのですが、橋之助丈の立ち役は、くどくなくてとてもスッキリとして粋で素敵なのです〜(>_<)(^_^)v!!先月の「新歌舞伎座」でも、かっこよくって、豪快なお役でした〜!!

        2011年10月11日南座 2801.jpg

         でも、今回、お着替えの後の太刀がなかなか衣装に差し込めず、中村 亀鶴(きかく)丈の馬士 畑右衛門(はたえもん)の花道からの出と被る一幕も…こういうちょっとしたことも、ライブの楽しみ♪♪亀鶴丈の拵えはいかにも田舎の“馬子(まご)”らしく、大根を載せた愛馬を引き引き舞台中央へ…。折しも舞台中央では、曽我五郎時致が、夢枕に立った兄の曽我十郎祐成(そがのじゅうろうすけなり)中村 翫雀丈の危難を救わんと、兄の幽閉されている工藤祐経(くどうすけつね)の館に大急ぎで向おうとしています。そこで、偶然やって来た畑右衛門に、馬を貸して欲しいと頼むのですが、畑右衛門も仕事中ですから当然断ります。

         そこで、時致は強引に馬を奪ってしまいます。背中に積んでいた大根の束をばっさりと落とし、そのうちの一本を右手に持ちに持ち、颯爽と馬上の人になった時致は、大声で名乗りを上げて馬を駆って花道へと向います。ここで凄いのは【馬役のお二人】…当然“番付”にお名前は載りません(お弟子さん達が交代で勤めておられるのかなぁ?)が、あの重量(橋之助丈+衣装+太刀)!!を支える為に馬も頑丈…、しかも橋之助丈は馬上で演技をされていますから、【馬役のお二人】の体に掛る加重たるや、相当なものになるだろうと思います。それでもふらつくことなく「馬の演技」を二人息を合わせて行いつつ、橋之助丈を花道の最期まで送り届けるのですから…。特に後ろ足担当の方、くれぐれも【腰】を労って下さいネ〜〜!!
         
         さて、二つ目の外題はタイトル長いです…(^_^;)【法然上人 八百年大遠忌記念狂言 新作歌舞伎】『墨染念仏聖(すみぞめ ねんぶつひじり) 法然上人譚(ほうねんしょうにん ものがたり)』…です!!ふう…。こちらにも、先ほどの橋之助丈は熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)役で登場をされておられました。観劇をする前は、「仏様や僧侶の絡む新作狂言だから、なんだか気が重いなぁ…(お説教くさいかなと…)眠そう…」などと失礼な事を思っていたkabukimonでしたが、“番付”の中にある【構成・振り付け・演出】を担当された花柳 壽輔(花柳流宗家 家元)さんの文章を読んで、ちょっと楽しみになりました。

         実際の舞台も、この期待に違わず大変良質の新作でした〜。(私はこういう新作は大好き♪)…歌舞伎や能で有名な人物を2人登場させ、中村 翫雀丈が演じられた法然上人の弟子、源智上人を狂言回しの形にして、法然上人の威徳を偲び、語らせます。ここで、大・中・小、各2本、計6本の大きな円柱が回り舞台に登場をしてきます。この巨大な円柱は可動式になっていて、12人の僧侶達によって様々な形と動きを致します。他にも上下動をする仏像や波間を表現する大きな布、なども登場をしますが、どれもこれも必要最小限のデザインで、無駄を省いたとてもシンプルな舞台美術…、その最小限の構成が観ている者の想像力を喚起させて、実に効果的な演出効果を上げていたと思います。(一つだけ言わせて頂ければ、円柱を動かす部分の“コマ”の音がかなり耳障りでしたので、もう少し転がる際の“音”を押さえる工夫をされると良いと思いました…)

        2011年10月11日南座 2 280 .jpg
         
         法然上人の教えを受ける内に、密かに法然に“恋心”を抱いてしまう式子内親王(しきこないしんのう)を中村 壱太郎丈が演じておられますが、今一番忙しい、若手の女方(おんながた)歌舞伎俳優のお一人ではないでしょうか?!。私は今、大注目をしているのですが、その美しさや、可憐さにうっとり…先月の大阪「松竹座」でのお役も、可愛くって良かったです〜♪♪。私が壱太郎丈のどこに惹かれるのか?!と言いますと、それは“手”と“指先”なのです。常に指の先々にまで行き届いた演技をされていて、とても優美な手先の所作なのです。(^O^)それも、とても自然で無理がないので、流れるような動き…そう、坂東 玉三郎丈と共通の【体の柔らかさ・しなやかさ】を持っておられるように思います。

         そして、法然上人を坂田 藤十郎丈が熱演!!今回は、新作歌舞伎とは言っても、【舞踊劇】というジャンルですので台詞はとても少ないのですが、舞台中央のせり出しから登場されたお姿を拝見してドッキリ!!…女優の中村 玉緒さんにそっくり!!ご兄妹なんですから似ているのは当たり前なのですが、今回の“お上人様メイク”だと何故か何時もよりもより似ておられて…、孫に当たる壱太郎丈との舞台での共演は、お二人の美しい舞姿にため息が…美しすぎるお上人様は、罪ですよ〜!!(^-^)(^^;)!!

         でもって♪♪、私のご贔屓っ!!中村 亀鶴丈が、やっと美しい公達のお姿で登場、九条 兼実役ですぅぅぅぅ(*⌒▽⌒*)、亀鶴丈の素晴らしさは、まるで“カメレオン”のように、どのお芝居でも周囲に溶け込んでしまうこと!!【目立たない】という事ではなくて、どんな役も自分のモノにしてしまうのですよっ!!この方も、今一番お忙しい“若手歌舞伎俳優”のお一人です。本当に、花魁から馬子から美丈夫から憎たらしい敵役から何でもこなしてしまわれるので、一年中どこかの劇場に出演をなさっている印象があるくらい…先月の大阪「松竹座」でも、市川 笑三郎丈や翫雀丈を相手に巧みな上方言葉で客席を沸かせておいででした。あらゆる舞台からお声が掛っておられるのでしょうねぇ…、kabukimonが特に「萌え〜♪」なのはその“口跡”(=お声の質)の美しさなのです。花道からお上人様の一大事を伝える台詞も「緊迫感」に満ちていて、「きゃ〜っ」て心の中で叫んじゃいましたっ♪(今回、花道の真横のお席でしたので)

        2011年10月11日南座 280 3.jpg

         最期には、舞台の上からはらりはらりと散華に見立てた、金銀紅のキラキラ,゜.:。+゜が大量に降ってきまして、客席の前の方にも飛びまくりますっ!!綺麗で見事な終幕…思わず心の中で「南無阿弥〜」m(_ _)m〜…。

         そして、3つめの作品は、“連獅子”!!この“連獅子”は、歌舞伎舞踊の中でも一番二番を争う「人気」の外題で、様々なバージョンがあります。前半部分の舞踊が、今回のように“狂言師”であったり“腰元”であったり…壱太郎丈は女方のお役が多いので、今回のような男性の拵えを拝見できるチャンスは希(まれ)で、これも楽しみの一つでした〜ヾ(^v^)k、。思った通りです♪♪きりりと引き締まった眉毛の左近姿に目が釘づけっ!!(翫雀丈御免なさい、ご令息ばかりを目で追ってしまいました…)キビキビとした若々しい動き、押さえどころで「くくっ」と型を決める時の美しさ…お父様の翫雀丈の様な安定感は無いものの、メリハリのきいた舞姿にうっとり…、花道のスッポン辺りでドッカッと腰を落ち着けて、谷に落ちた子獅子を演じた壱太郎丈、肩で息をし、お顔からは汗がたらたらっ!!

         前半と後半の間の、“間狂言”にも、亀鶴丈は登場!♪同じく何でもこなす歌舞伎俳優、中村 男女蔵丈とお二人で【宗論論争】をコミカルに演じて客席を沸かせます。最期に二人の唱えるお念仏が見事に入れ替わってしまいますが、何時も皆さんお上手で、スルリと言葉が入れ替わってしまうので大爆笑♪♪

         そうして、いよいよクライマックスの【毛振り】です(>_<)(*^_^*)!!今回の番付の解説でこの【毛振り】にも3つの種類があるのだという事も分かり(詳しくはご購入頂いてお読み下さい、1300円はお買い得〜!!)で、後はもう、とにかく実際の舞台を是非是非!!御覧下さい!!と申し上げるのみ!!わたくしkabukimon、「鏡獅子」も含めると、今までに何度も【毛振り】を色々な俳優さんで拝見をしてきましたが、市川 亀治郎丈と双璧をなす、烈しくて高速の毛振りに、体中の毛穴が一気に開く感じで体温急上昇!!凄まじかったです…最期、曲調がテンポアップするのですが、本当に凄かった…若い今しかできない【毛振り】です!!(まあその分、毛先の流れるような美しさは、お父様の方が流石に上でしたけれど…、あれだけ早いと、“毛”が付いてこれないんです)

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         終幕後も客席の“ジワ”は暫くつづいておりました。あ〜〜もう一度拝見した〜い!!(ToT)

         今回のお土産は…
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         えへへ、「お上人様のキラキラ,゜.:。+゜」を拾ってきちゃいましたっ(^_^)v(*^_^*)!!チョコレートもついつい“連獅子”だったので…
         こちらの公演は、10月26日(水)が千秋楽。まだ楽日までには日が御座いますので、関西在住の皆さま、並びに京都へ観光にお越しの皆さま、どうかお時間を工面して「京都 南座」の方へ足をお運び下さい!!今回の公演は本当にkabukimonのお勧めです!!

         ただし、事前にお席(残席)の確認を必ずお問い合わせ下さいね!(^^)!(^_^)v♪♪劇場へのお問い合わせは「歌舞伎美人(かぶきびと)」を御覧頂けると便利です。


         今回の歌舞伎観劇の記事ですが、公演の写真資料が少なくて(ちらしと番付のみ…)、ほとんどがkabukimonのメモと記憶でのマンガです(>_<)(=_=)。ですから衣装や鬘など、多分に間違いがあろうかと思います。どうかお許し下さいませ…。

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        | kabukimon | 歌舞伎 | 23:57 | comments(27) | - | - | - |
        137.8.22.「上方歌舞伎会」を観劇して参りました♪♪関係者の皆さまありがとう(^_^)v!!+猫娘&3ニャンズの近況報告〜(^-^)!!
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          <a href="http://keyword.blogmura.com/key00171181.html">[大歌舞伎] ブログ村キーワード</a>JUGEMテーマ:芸能JUGEMテーマ:「イサン・茶母・ケベク」時代劇のイ・ソジンssi (^_^)v♪
           
           ここ暫く、“歌舞伎”と縁のない生活(「階伯 ケベク」と「イサン」が中心)を過ごして参りました。ほぼひと月ぶりの“歌舞伎”です。来月(九月)の大阪は“歌舞伎”が熱い月でして…なんとも豪華な本興業が二つも御座いますっっ!!東京の「歌舞伎座」が改装中の今だからこそっ!!実現をした夢のような出来事です。どちらもそれぞれに別々の魅力と話題性を持つ公演故に、どうしようかと悩む所です…(>_<)。

           まずは、“松竹座”。こちらはご存じ話題性たっぷりの「市川」宗家の親子共演!!海老蔵丈は長女さんがお生まれになったばかりですし、関西ではご本人のトラブル以来、お久しぶりの在阪公演(*^_^*)!
           そうして、もう一方は“新歌舞伎座”。こちらは(*^_^*)劇場改装の一周年記念!!ですが、年末に突然の“突発性難聴”に掛かられた中村勘三郎丈の完全復活っ!!記念公演でも御座います(^-^)!。

           “松竹座”の方は、「生協」さんの団体貸し切りによる値引きがあるので、何とか午前と午後の両公演のチケットを確保できたのですが、“新歌舞伎座”の方は定価でないと無理なので、我慢をしようと今日まで来ましたが、『もう、あきまへん…(>_<)』今回のような若手歌舞伎俳優さん方の、熱演に涙を流してしまいますと、今までの我慢はどこへやらっっ、こちらも昼と夜のチケットを購入してしまいましたっ。(もちろん、“先立つもの”がない!ので、両方とも3階のお席です…。(^_^;)…、こんな事なら最初から我慢しないで、少しでも良い席を購入しておけば良かったと悔やむkabukimon…。


           さて、ここからが本日の記事の本題で御座います。会場である「大阪国立文楽劇場」に向かう道すがら、こんな美しいポスターを発見っ!!いつ頃からあるのかしらん?!先月の松竹座での公演の時には、気がつきませんでした。たった2日間の4公演とはいえ、本公演に負けないくらい情熱たっぷりの公演ですから、ここまでの美しいポスターは、もっともっと目立つ場所(人通りの多い)に貼っておくべきですよ〜〜!!劇場の傍の地下道なんて、“宝の持ち腐れ”ですよ。

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           そして、劇場に到着っ!!正面入り口には、デッカイ看板が…、出演者の皆さまやそのご家族は、“誇らしく、晴れやか”な気持ちでこの看板を見られたのでは無いでしょうか…。劇場内は日曜日ということもあって、すでに多くの方が待っておいででした。私のようなただの観客の他にも、“後援者”の方や“先斗町(ぽんとちょう)”や“宮川町(みやがわちょう)”関係らしき人も多く、とても華やかな雰囲気〜(^-^)!!《 先斗町や宮川町というのは、京都の“お茶屋”さんが集まっているエリアの別称です。つまり、舞子はんや芸子はんのおいやすところどすえっ》(^_^)v

           
           ※ 今回も、写真などの資料はなく、私のメモと記憶だけですので、記事やマンガには幾つか“誤り”がありますので、何卒ご理解を下さいますように。

          最初の作品は、『絵本太功記(えほんたいこうき)・尼崎閑居の場』です。
          もう、これぞ、“伝統芸術の歌舞伎”といえる作品で、初演は“人形浄瑠璃”でした。(国立文楽劇場に配慮をしたのかなぁ?)…何時ものごとく、詳しい粗筋や解説は、各自でお調べ頂くとして…、まああ、“人形浄瑠璃”の初演が寛政十一年(1799)で、“歌舞伎”での初演はその翌年…というのですから、江戸時代のど真ん中の作品。もうこてこての「歌舞伎ワールド」(=不条理、男性中心、見るのに根気がいる)です。

           長年、主役を勤めてこられた歌舞伎役者さんですと、自然と身につく部分の多い、こうした伝統的な所作が中心の作品は、普通の家庭で育ってきて、研修生から歌舞伎役者なられた方にとって、実はとても苦労をする作品なんです。体全体(360度)の動きで見ると、どうしても、どこか『型』にならない“面”が生まれやすいというか…、『見得(みえ)』を切る場面、真正面から見ると綺麗でも、斜め左から見ると「?!(-_-;)」だったりするのです。“ツケうち”の音と、太夫さんの浄瑠璃と、そして自分の台詞と相手の動きとを、全て頭と体で理解して演じなければならないので大変っ(>_<)(*_*)〜!!
           
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           お話の柱は、「明智 光秀」の俗に言う“三日天下”を脚色してあるので、『光秀』はとっても恐〜い、いわば悪役的存在。もうねぇ凄い鬘なんです…(^^;)あんなの描けませんよ〜難しくって(>_<)(=_=)、で、その恐さと人物的な重量感を出すべく奮闘をされたのが、片岡 千志郎丈さん!そしてその息子で、初々しくて涼やかな“若侍”『十次郎』を演じられたのが片岡 千次郎丈さん!『十次郎』の健気な許婚『初菊』を演じられたのは片岡 りき彌丈さん!この3人を中心に、場面は展開をしてゆきます。

           まずは、千次郎丈の『十次郎』が素敵〜〜っ(>_<)、本当は、最初の『初菊』とのツーショットも描きたかったのですが、深手を負って唇の白くなった『十次郎』にしちゃいました(こっちも良いモンっ)。死地に赴く(初陣なのに…)許婚の為に、鎧の準備をかいがいしくする『初菊』のりき彌丈、重た〜い兜をしずしずともの悲しげに一間の方へ引きずってゆく姿が可愛くて哀れで…。

           『光秀』に、難しい表現が要求されるのは、「母親」『皐月』をそれと知らずに竹槍で刺し殺しちゃう場面以降、隠れていた『久吉(ひさよし)』(=秀吉が原型の人物で、こちらを、片岡 佑次郎丈が熱演)との対峙場面まで気の抜けない場面が続きます。観客も、忍耐のいる(展開がゆっくり)シーンが続きますが、最期まで、千志郎丈はこの《恐さと重さ》を意識して演じておられました。出演者の皆さま全員について書けなくてごめんなさいっっm(_ _)m。

           2作目は…、と、そうそう!!忘れないうちに…、kabukimonの観劇をした21日(午後の部)は、3台も録画用のTVが入っていたせいか、そりゃあもう《 大向こう 》さんがもの凄かったです。最近の本公演の劇場でもなかなか聞けないような、大きくてタイミングバッチリの大向こうなので、これだけでも私は「歌舞伎だぁぁ」と大満足〜〜!(^^)!ちょっと最近の本公演で、《大向こう》にイライラッとくる事が良くあるので、久々に気持ちよかったぁぁぁ!! 

            …そう、2作目は舞踊「松廼羽衣(まつのはごろも)」です。皆さまよくご存じの天女が舞い降りてきて、松の枝に羽衣を置いていたら、漁師に取られてそのまま奥さんになっちゃった!!とうい「天女伝説」がモチーフの舞踊です。歌舞伎の舞台での初演は明治時代ですが、作品の元々の出所は《能》ですので、舞台のしつらえや漁師『伯龍(はくりょう)』の衣装には、この《能》の影響が色濃く残っています。ひたすら、踊る二人の動きにうっとり…『天女』は片岡 當史弥(としや)丈、『伯龍』を片岡 松四朗丈が演じておられました。

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           ちょっと、『天女』というイメージよりは武家のお嬢様風のお着物で、振り袖をひらりひらりと翻しながら、舞台を大きく使って舞を舞います。ですが、『天女』ですから、其れっぽく踊らないといけないわけで、結構バランスを取るのが難しそうな振りなどもあり、『天女』の軽やかさと“人じゃない感”を出すのには、ご苦労も多かったのでは?!『伯龍』は漁師ですが、凄く色白(笑)でスタイルも良い体型…「そんな漁師、オランやろ〜、チッチキチィ〜」とつっこみが入りそうでしたが、美しい二人の舞踊に思わず見とれてしまいました〜ぁ。これこれっ、うふ、うふっ美男美女っ(*^_^*)!!

           最期は、返して貰った羽衣を羽織った天女が、天上での舞を『伯龍』に見せながら舞いつつ、天上に戻る…、という演出。これを、同じ舞台に立つ當史弥丈さんと松四朗丈さんがお互いの目線を上手く外す事で『天女』の舞い上がってゆく様を表現し、更に舞台の中央のセリ(松全体)に『伯龍』を立たせて、セリを下げることでさらなる“高さ”を表現。花道を『天女』が美しく舞いながら引っ込む…というわけです。本当によく考えてありますよねぇ〜(^-^)!!

           さて、いよいよ3作目は「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)・土佐将監(とさのしょうげん)閑居の場」!!これは、私の大好きな外題の一つっ!!(o゜∀゜o)!!なんといってもここは、主役の夫婦二人が全ての鍵を握っています…。『浮世 又平(うきよまたへい)のちの土佐又平光起(とさのまたへい みつおき)』を片岡 松次郎丈、その又平が女房『お徳』を片岡 千壽郎丈が演じておられました。

           これはもう、のっけから「歌舞伎ファンタジー」炸裂の展開でスタートをするお話で、歌舞伎初心者の人はビックリするかも?!(-_-;)「そんなの、あり?おかしいやん?!」…良いんです、気にしないで下さい…、それが歌舞伎です。でも、そのうちに、このファンタジーに麻痺をしてきて、気にならなくなりますから(笑)。とにかく、この『又平』という役は本当に難しいっ!!「発表会のプログラム」の中の“出演者のことば”で、松次郎丈も《…あまりにも大役で、不安でいっぱいではございますが、…》と書いておられるくらいで…

           …またまた、余談!!この「上方歌舞伎会」の出演者はどうやって決めておられるのでしょうか?!何故こんな疑問を持つかというと、昨年の十月、大阪で行われた「平成中村座」の公演の会期中に一度だけ“試演会”なる公演の日がありまして、運良くこちらの公演を観劇できたのです。これは、日頃、勘三郎丈の舞台に良く出演をなさる、大看板の方々の抱えておられる「若手の歌舞伎俳優さん」と中村屋の大勢の「若手の方々」とのコラボレーションによる、舞台でした。

           終演後には、勘三郎丈を初めとして橋之助丈や獅童丈、坂東 彌十郎丈など、大看板の皆さんによる“座談会”のおまけもついていまして、なかなか良かったんです!(^^)!。この時、座談会の場に、後から試演を終えられた若手俳優さんが舞台に呼ばれ、いじられてまして…終わってすぐですから、若手の皆さんの、お顔が何ともいえません。ほっとしたような、ぼーっとしたような、ほわっとしたような(^^;)、もうドットと疲れた…という感じで、座談会に参加をしておられました。この時に、配役をどうやって決めたのか…というお話が出て、「くじ引き」だったそうです。

           この時の、記憶がふと頭をよぎりまして…、「上方歌舞伎会」ではどうやって決められたのかなぁ…と。

          ……そうでした、そうでした「傾城反魂香」のお話です…(-_-;)、この、お話の中で重要なのは『又平』と『お徳』夫婦が“鴛鴦(おしどり)”夫婦だということ。ですから、最初からこの二人の“夫婦としての佇まい”が分らなくてはいけません。花道を心なしかとぼとぼと、気の進まぬように歩いてくる『又平』(自分の口でお師匠様に《土佐》の名字を頂きたいと上手く言う自信が無いのでしょう…)。そんな主人の足元を照らして先導してゆく『お徳』、出だしは上々です。

           やっとの思いでお師匠様に御願いをするも、全く相手にすらされず。それどころか、冒頭で素晴らしい活躍(絵から抜け出してきた“虎”を消し去る)をして見せた、弟弟子の『修理之助』に師匠は大切な役目を与えてしまいます。なんとしてでも自分のがんばりを見せたい『又平』は、恥も外聞も無く『修理之助』にかじりついて止めようとします。これすらも、お師匠様に阻まれてしまい、『又平』は身もだえをし、のど元をかきむしるようにして、自身の不遇を嘆きます。この、弟弟子『修理之助』を演じられた中村 がん帖覆んしょう)丈!若くて、キビキビとした動きがとても『又平』と対照的で、良かったです。…すみません、私のPCに“がん”の字がないのです。ごめんなさい…。

           ここら辺りの一連の演技が見せ所っ、私の記憶に残る『又平』を演じられたのは市川 猿之助丈です。
          『吃音』の演技が激しすぎると台詞が聞き取れず、もどかしい思いの苦しみの演技をしつつきちんと台詞が聞こえてくる…猿之助丈の切ないお声は、10年以上過ぎた今でも耳の奥底に残っています。
           こんな、不器用で一心な『又平』の本当の実力を、誰よりも信じて疑わない女房『お徳』…、『又平』の行き場のない怒りの矛先が自分に向いてしまっても、受け止めて支えます。

           松次郎丈と、千壽郎丈のお二人は、ここでもしっかりと美しい「夫婦愛」を魅せてくれました。『お徳』の演技で思い出に残るのは、中村 時蔵丈でしょう。哀切と歓喜のハッキリと分るお姿に、こちらも泣いたり笑ったり…そうして、“女方”の方の大変さというのは、時として“居ながらにして気配を絶つ”こともあるのです。主役の立ち役の方の演技の邪魔をしないように、サポートをします。ここら辺りも千壽郎丈はよく分って演じられていました。そんな時、二人でいても自然と松次郎丈を目で追ってしまっています。

           とうとう自分の将来に悲観をしてしまった『又平』は、自害を決意致します。彼の心情(絶望と悲嘆)を深く理解している『お徳』に其れを止める術はありません。そこで、自害の前に“手水鉢”を石塔に見立てて供養のためにと、渾身の自画像を石の表面に描きます。ここで、信じられない奇跡が起こるのですっ!!描いた絵が石を通り抜けて反対側にも浮き出てきたのです。(O_O)(*゚д゚*)!!

           この、絵が石の表面に浮き上がってくる場面、客席に分るんですっ!このからくりをず〜っと探っていたkabukimon、一つの結論として(想像ですが)中に“大道具”さんか“小道具”さんが入って描いておられる?!見事に『又平』の体の動きに合わせて自画像が浮き上がってくるのですが、最初は絵の線が細いんです、ところが観客の之目線が舞台に惹き付けられている間に太くハッキリとなぞっているんです〜〜(*^_^*)最期にもう一度観ると「あれれ?!」愕きますよ〜。

           奥の部屋で、隠れて二人の様子を窺っていた『土佐将監光信』は、これを知るや飛び出てきて、『又平』に念願の《土佐》の名字を許します。歓喜に包まれる夫婦…、更に、更に、お師匠様は、『又平』の為にと腰の大小と、立派な紋付き袴まで実は用意をしていたのです。そうなんです、この『土佐将監光信』は、『又平』をちゃんと気にかけていて、絵の才能が花開くようにとわざと厳しく接していたのです。この、懐の深いお師匠様を中村 がん大(がんだい)丈が好演されておられました。…すみません、私のPCに“がん”の字がないのです。ごめんなさい…。もう少し《お年寄り感》が出ると良かったところですが、これはしょうがないですよね(笑)。

          2011年08月22日 295 3.jpg

           どの場面を取ってみても「絵」になるので、どれをマンガにしようかと悩みましたが、奇跡を目の当たりにして、喜び溢れる二人がひしっと抱き合う、嬉しいヾ(^v^)k場面を選びました。俗に「滝のように流れる汗」などと申しますが、本当に「滝のように流れる」汗を初めて観ました。松次郎丈の汗、半端じゃあありませんでしたっ、お相手の千壽郎丈のお着物やお顔にも流れまくっていました。(脱水症状にならないかと心配するくらい)(゚ロ゚屮)屮!!

           二人が花道を引き揚げる最期まで、本当に心温まる良いお芝居でした〜〜(*^_^*)。本当は、ご出演の皆さま全員の活躍を紹介できるといいのですが…申し訳御座いません。m(_ _)m!!半日、たっぷりと歌舞伎を楽しませて頂きました、関係者の皆さまありがとう御座いましたっ。
           
           来年も、ご縁があったら観劇をさせて頂きますね〜〜!!
           
           で、ここで終わらないのが今回の大事件っ!!(私にとってですが)…じつは、幕間に休憩をしていたら観客席の後方に佇んで折られる、片岡 秀太郎丈のお姿を発見っ!!これまではこうした場面でも声の一つもかけられなかったkabukimonですが、「ブログで紹介しよう」という野望を胸に、思い切って「サインを頂けませんか?」と御願いをしてしまいました。と、すると優しいお声で「良いですよ…」と言って下さって、その場でポーチからサイン用の筆ペンを取り出して、さらさら〜と書いて下さいました〜其れが…

          秀太郎丈のサイン .JPG

           なのですぅ〜〜!!なんといっても、私の大好きな片岡 愛之助丈の才能をいち早く見抜き、芸の上での親子でいらっしゃるので、kabukimonの心臓はバクバク!!(@_@)…お礼の言葉を言うのがやっとという情けない有様…「先月の『万野』良かったです〜」くらい言えたら良かったのですが…あかんわぁぁ(>_<)(-_-;)…。

           折れないように、汚さないように大切に持ち帰りました。秀太郎様、ありがとう御座いましたぁ(^-^)!



          ここから、少し趣(おもむき)が変わりまして

           「お散歩大好き猫ブログ」のみなさま、こんにちは、今日はいとこ「猫娘」と3ニャンズの近況を少しだけご報告いたします。先週末の21日(土)に、私は「猫娘」宅を訪問致しました。「猫娘」に変わって更新をしてくれた、“ジョージ”と“マロン”にそれぞれマタタビ粉と羽根つきジャラシという「ご褒美」を持って参りました。
           「猫娘」と遅めのランチを済ませて戻ると3ニャンズのお迎えです、ところが何時もよりも反応が悪いっ?!どうやら斜め向かいのお宅の改築工事を、3ニャンでずうっと“ニャコム”していて「お昼寝」をしなかったようです。おまけにお天気が悪い…。ノリの悪い“マロン”に思わずガックリ( ̄0 ̄)…。

          猫娘 450 2.JPG 猫娘 1.JPG

           2枚とも、私の携帯で撮影をしましたので、「猫娘」のようには参りませんので、ご了承を願います。最初の写真は「猫娘」が庭を探しまくって見つけた「猫草」を3ニャンで争って食す、です。しかし、兄としての気遣いはなく、一人一番良いところを先に“ジョージ”がぺろりっと平らげてしまっております。
           2枚目は、何とかして3ニャンを撮影しようと頑張っていた私に、「猫娘」が協力をしてくれているのですが、何枚も撮影してかろうじてマシなのがこの1枚っ…(>_<)、後のは全て“マロン”が動いてブレブレでした。22日(月)はその“マロン”の2年目という節目でしたので、久しぶりに「猫娘」自身が更新をしております。

           こちら、「歌舞伎」のカテゴリーなら、コメントもして頂きやすいかと思い、こうしてご紹介をさせて頂きました、どうか、あちら でもかまいませんコメントがありましたら、どうぞ御願い致します。m(_ _)m!!

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          ここで、ひとつケベク」ネタっ!!10話の予告動画、気になる方はどうか「リアル視聴」の前にリンクでご紹介をさせて頂いている『韓ドラKTX』さんのブログをチェックしてみて下さいましっ。予告文の美しい和訳がアップされています。これを読むと、あの動画の映像がよく分りますよ〜(*^_^*)(^_^)vでは、みなさま〜「リアル視聴」をご一緒に楽しみましょう〜。

          お詫びと反省…
            本当は、今回の記事を昼休みに一度公開を致しました。しかし、役者さんのお名前を間違うという、とんでもないミスを発見し、慌てて記事を非公開に致しました。その間約30分ほどでしたが、もしもその間違った記事をどこかでご覧になるような機会(無いはずですが)がありましたら、お手数ですがお知らせ下さいませ…。この際、慌てたkabukimonは記事の半分以上を消す、という痛恨のミスもしてしまい、暫くはこの「ミス」のダブルパンチに“茫然自失”(*_*)(=_=)でした。
           今後は、こうした不手際の無いよう、頑張ります…。m(_ _)m・・・
          | kabukimon | 歌舞伎 | 13:15 | comments(20) | - | - | - |
          122.7.25.耐える侠(おとこ)の美学!!仁左衛門の福岡 貢と上方歌舞伎における松嶋屋一門の存在感!!
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            JUGEMテーマ:芸能
             
             本日の本題に入る前に・・・突然ですが関東方面(東京)にお住まいの方、「猫ちゃん」を家族の一員として、愛しておられる方を中心に、是非!!御願いしたいことが御座います!!<(_ _)>。こちらのブログは、kabukimonが良くお邪魔をしている方、amesyoさんのanzuというブログですが、少しでもお力になれれば、と思いご紹介致します。可愛い3ニャンの行く末が心配です…。どうかよろしくご検討下さい・・・。

                追記:7月30日…無事に上記の3ニャンズは新しいご家族と出会う事が出来たそうです。ご協力、並びにご心配頂いた皆さま、ありがとう御座いましたm(_ _)m!!


             いよいよ、「階伯 ケベク」の本放送が今夜から始まります(*^_^*)!!「ケベク」の映像情報が出始めた、この2週間ほど…本当に楽しませて貰いました。後は11月まで毎週の(月・火)に、『階伯 Gyebeak』を視聴するだけ…始まるのは嬉しいのだけれど、今から終わるのが嫌…って、どんだけ気が早いんだか(T_T)、いやぁ〜「遠足」とか「運動会」って、前の晩までが一番嬉しい…っていうあれですよ!!あれっ!!(=_=)!!

             今回は、《 歌舞伎 》ネタで御座います…(^_^)/!先日7月17日の記事で紹介を致しました、大阪は松竹座にて行われている「七月大歌舞伎」、こちらの“夜の部”を観劇して参りました。観劇をしたのは先週末の22日(金)です。午後から有休を取って大阪へ向かいましたが、この有休GETのために、サービス残業を頑張りました〜(^_^;)!

             “昼の部”がとても充実をしていましたので、“夜の部”も期待大!!今度は劇場に入るとすぐに“番付”を購入しました!!しめしめっ、綺麗な舞台写真が色々入っておりますよ〜(^o^)!!そして、席に着く前に、お写真売り場にてじっくりと眺めて、購入する写真を厳選〜(^^;)ちょっと、今回は皆さんの写真の枚数がいつもよりも少な感じました。どうしたのでしょうか?!

             まず、一つ目の外題は「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅ てならいかがみ)」から、原作の三段目にあたる「車引(くるまひき)」の段!です・・・
             この「菅原伝授手習鑑(すがわらでんじゅ てならいかがみ)」は、番付の解説によると初演は江戸時代の《大阪竹本座》にて、最初は人形浄瑠璃として上演された…とあります。初演の翌年には歌舞伎の演出が登場し、現在まで繰り返し上演される人気(歌舞伎の定番とも言える)の外題…

             かく言うkabukimonも、これまでに何度この「車引」の段を観劇してきたことか…(*_*)いい加減《飽きて》きても良い筈なのですが、毎回主役の役者さんの顔ぶれが違いますので、それなりに楽しむことが出来ます!!今回の顔ぶれの見所は、なんと言っても《 松島屋の従兄弟三人と、片岡 我當丈の共演 》でしょう!!(^^)/ 長男=松王丸(まつおうまる)片岡 進之介丈、次男=梅王丸(うめおうまる)片岡 愛之助丈、三男=桜丸(さくらまる)片岡 孝太郎丈、という配役。

             物語の詳しい粗筋などはお調べ頂くとして…この3人は当時珍しい《 三つ子 》!!という想定。三人は各自が違う主人に仕える「舎人(とねり)」という仕事に就いているのですが、各自の主人が色々な経緯から、互いに遺恨を持つ事となり、仕える三人も実の兄弟でありながら、長男VS次男&三男に分かれて啀(いが)み合う…(-_-;)、という筋立てなのです。

            2011年07月25日 車引 1.jpg

             歌舞伎のエッセンスが詰まった、とても華やかで煌びやか!!な段なので、こうして長い間繰り返し上演をされているのだと思います。特に海外の方には大受けします。こちらも前回ご紹介した、若手の「上方歌舞伎会」ですが、ここでも何年か前に上演されておられました。この時kabukimonはアメリカ人の友人を連れて行ったのですが、彼らは大興奮でした(^-^)!!いかにも『歌舞伎』だ!と嬉しそうでしたよ。
             
             私のご贔屓、愛之助丈は、次男の梅王丸!!このお役には“血気盛んな若者”としての「動きや台詞回し」が求められますが、《 荒事 》らしい力の入ったキビキビとした動きと《 見栄をきる 》時の表情(特に目玉の動き)が素晴らしくって、kabukimonの眼は釘付け!!思わず、双眼鏡越しに睨み付けられた(眼があった)気がして、双眼鏡で観るのを止めてしまったほど…相変わらずの美しい口跡で、劇場中にはっきりと台詞が響き渡ります。

             そして二つ目の外題は、通し狂言「伊勢音頭恋寝刃(いせおんど こいのねたば)」全七場です。これは、歌舞伎お得意の《 当時実際にあったセンセーショナルな事件を題材にした芝居 》、いわゆる「際物(きわもの)」というやつで、五月に伊勢古市(現在の三重県)で起こった事件を同年七月には上演していた、というスピード(江戸時代ではかなりの早さ)!!江戸時代のゴシップ&ワイドショー的要素のある、「歌舞伎」ならでは!!と言えるでしょう…もちろん、実際の人物を彷彿とさせるだけで、名前や職業などは変えてあります。

             こちらも、物語の詳しい粗筋などは省かせて頂きますが、この、「伊勢音頭恋寝刃」というお芝居は、設定が「夏」なので、舞台上の役者の皆さんは、それぞれに夏仕様の拵えで登場されます。これがとても涼やかで、観ている方も気分的に気持ちが良いのです(^o^)!観客の方も、この演目の時には浴衣姿の方がぐっと増えたり致します。観客席の和装も見応えがあります(皆さん観劇時にわざわざ着てくるくらいですから、結構拘(こだわ)っておられます)ので、粋な柄やモダンな着付けなど楽しめます〜。

             片岡 仁左衛門丈が演じておられる主人公の福岡 貢(ふくおかみつぎ)は、「二枚目で性格も良い」典型的なモテ男…(ぴんとこな、などと言ったりもします)!!馴染みの遊女『お紺』とは両思いの仲でもあります。しかし、これが遊郭《 油屋 》の仲居にしてみれば、面白くない。お抱えの人気遊女に付く「悪い虫」みたいなモノで、なにかと素気なく邪険に扱ってしまいます。特に、この郭《 油屋 》の仲居、『万野(まんの)』と『千野(せんの)』は小意地が悪く、何かと『貢』と『お紺』を会わせまいとしています。

             仲居の『万野』は、このお芝居にとって核心部分を担う、とても憎たらしい“憎まれ役”です(-_-;)。純真な“ブサ可愛”の遊女『お鹿』をだまして10両もの大金を騙り取るわ、その罪を平気で『貢』になすりつけるわとやりたい放題!!それでも慌てることなく、平然としている肝の太〜い厚かましい女性なのです。このお役を秀太郎丈が熱演されておられるのですが、解説を読んでビックリ!!今回が“初役”だったなんて…。この、仲居『万野』は嵐 徳三郎丈と上村 吉弥丈(今回は千野役です!)で拝見をしたことがありますが、3人共が各自の「色」を出して演じておられて、ある意味《 楽しそうに生き生きと 》、『貢』をいたぶります…(^_-)。

            2011年07月25日 伊勢音頭… 万野・千野 2.jpg

             そして、ここ《 油屋 》には、色男『貢』のために、「我と我が身を犠牲にして」尽くす女性が2人…それが、中村 時蔵丈演じる遊女『お紺』と、朋輩の遊女『お鹿』です、こちらを演じるのは坂東 彌十郎丈。『お紺』は、惚れた男の探す“折紙”(名刀につける鑑定書のような紙)を手に入れるために、わざと『貢』を遠ざけようと「愛想づかし」をします、そんな彼女の本心を知りようもない『貢』は、突然の『お紺』の変心にも深く傷ついてしまいます。この時の、時蔵丈の台詞を語る声は、とても男性のモノとは思えません。(最近の時蔵丈は、本当に女方として乗りに乗っておられる感じ(^o^))

            2011年07月25日 伊勢音頭 お紺&お鹿 3.jpg

             もう一人の遊女『お鹿』は余り器量は良くないので、『お紺』と『貢』の関係を知りつつも、ダメ元で『貢』にアタックします。この仲立ちを『万野』頼んだのが大きな間違いの元(-_-;)!!『万野』が用意をした偽の『貢』の手紙を信じてしまいます。当然、訳の分からない彼に、「そんな手紙も借金も知らぬ存ぜぬ」と手ひどく拒否をされて泣き崩れます。この『お鹿』を演じる上での、彌十郎丈のお気持ち…「…可愛い女性が出来れば、それが哀れだったりもする。精一杯、女方として演らせて頂きます。」(番付の聞き書きより)を読んで、“目から鱗”!!でした。誤解をしていました、立ち役の方の片手間のような役の性根では無かったのだと、kabukimon深く反省を致しました(-_-;)。

             満座の仲で、仲居の『万野』に嘘つき呼ばわりをされるは、馴染みの遊女に愛想を尽かされるは、訳の分からない借金の返済まで迫られて、“侠(おとこ)”『福岡 貢』のプライドやメンツはズタズタのボロボロになります…。それでも、何とかその場を必死に耐えて《 油屋 》を後にして立ち去るのですが、ここでもちょっとした行き違いから、『貢』は再び《 油屋 》慌てて戻ってきてしまいます。ここへ、仲居の『万野』も戻ってきて、いよいよ凄惨な惨劇の幕が切って落とされます(実際に、大きなのれんを『貢』が体に巻き付けて落としてしまいます)。

            2011年07月25日 伊勢音頭 福岡 貢 4.jpg

             ここから、役者さんのテンポが、がくんと“スロー”になり、まるでストップモーションのような動きで進んでゆきます。『万野』だけではなく、『お鹿』まで『貢』の手にかかって殺されてしまいます…(/_;)。さらに、名刀やその折紙を騙り取ろうとした、悪人達も切り裂かれ、 『貢』も返り血をべったりと体中に浴びてゆきます(すいません!↑ のマンガはちょっと返り血多い目です)…ここまで彼が人を斬り殺していったのには、彼が手にした名刀【青江下坂(あおえしもさか)】の霊力も荷担しているのでしょう…。やっとの事で、刀を手から放して正気に戻った『貢』、自分のしたこと(殺戮)に責任を感じてその場で切腹をしようとします(*_*)!!が、ここで…!!最期はめでたしめでたし〜〜!!で終わるところが「歌舞伎」の定番!!

             こうして、昼の部も夜の部も観劇をして、大満足のkabukimonでした。関西にあって、この20年間、片岡家ご一門や坂田 藤十郎丈のご一門が、一生懸命に支え盛り立ててこられた“上方歌舞伎”…震災の影響や国内の不況で、又苦しい時期が続きます。けれど、こうした素晴らしい舞台を拝見すると、また明日から真面目に働いて次も見に来よう!!と励みになります。が、だだ一つだけ悲しかったのは、《 上村 吉弥 》丈の扱いです…、関西ご出身の大変お芝居の上手い役者さんなので、もう少し配役を考えてあげてもらえないかと…まあ、この顔ぶれでは致し方ない、とは十分に理解は出来るのですが、せめて!!“聞き書き”コーナーにくらい登場してもイイと思いません??ねえ、松竹さん〜!!

             前回の記事で紹介をしたものの、写真のアップを忘れていたので…こちらをどうぞ!!これが、『お菊物語 播州皿せんべい』と「本公演記念のチョコレート」です。どちらも美味しかったですよ〜(^O^)!

            お土産 お菊せんべい .JPG
             
            そして、「幕見席」のご紹介…千秋楽は27日(水)です!!お早めに!!お問い合わせ下さい!!

            幕見席 .JPG幕見席の場所 .JPG
               

             次は8月公演のお知らせ、(珍しいので、つい撮影をしました。ジャニーズって、どの公演も一般的な販売ルートでは売らないのですねぇ〜)

            関西ジャニーズ .JPG

             最期は、10月に行われる「韓国ミュージカル」の告知ポスターのご紹介…この間の南座の「宮」の入りはどうだったのでしょうか?!

            10月のポスター.JPG


            …で、再び「上方歌舞伎会」上演のお知らせです!!

            8月21日(日)と22日(月)の2日間、大阪の国立文楽劇場にて、若手の歌舞伎俳優さん方による本格的な「歌舞伎」の公演が行われます。松嶋屋の御一門を中心とした若手の俳優陣が出演をされますが、演目は、「絵本太功記」尼ヶ崎閑居の場と「松廼羽衣」と「傾城反魂香」土佐将監閑居の場の三つ…。以前に、「坂東玉三郎 特別舞踊公演」の記事(こちら)でご紹介した、片岡 松次郎丈も『浮世 又平』役で出演されます!!

             両日とも、午前は11時から、午後は4時からの開演になります。スタッフの方にお聞きしたところ、やはり22日の月曜日と21日の午後の部の売れ行きがなかなか…とのこと、どうか関西にお住まいの皆さん!!若い「歌舞伎俳優」の将来のために、是非!!チケットの購入を御願い致します。出演なさる皆さんは、7月の本公演の終演後にお稽古を頑張っておられるはず…。出演される若手俳優さんが各個人でチケットを持っておられる状態なので、皆さんのお力でご支援を願えればと…。

             「チケットのお申し込み」や詳しい情報をお知りになりたい方は、「関西・歌舞伎を愛する会」のTEL 06−6942−6591(11:00〜17:00)まで、おかけ間違いの無いように、御願い致しますm(_ _)m!!…私も、購入致しました。暑い盛りですが、楽しみにしていますので、皆さんお稽古頑張って下さいね〜!!

             …退勤後に、地元の家電量販店「ジョーシン」さんへ…ここで色々と親切なお兄さん(店員さん)に詳しく説明を聞き、kabukimonの考えた方法では、PCの画面を(現時点の自宅にある家電の範囲では)録画するのは無理という結論に・・・残念無念!!(T_T)(>_<)でも、YouTubeをPCにダウンロードをするフリーソフトの存在(わざわざデモのPCを使ってソフトの検索までして下さいました)や、DVDのマッチングなど、大変丁寧に説明をしてくれました。流石“関西資本”のジョーシンさん!!これからも頼りにしてまっせ!!頑張ってや〜(*^_^*)!!  

            さあ!!これで心置きなく『階伯 ケベク』のリアル視聴に専念できます!!今夜はきっと寝不足になること間違いなし!!(*^_^*)(*^_^*)今のうちに、少し休んでおかねば!!では、皆さんまた後ほど〜〜(^_^)/~!!

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            | kabukimon | 歌舞伎 | 21:21 | comments(10) | - | - | - |
            118.7.17.渾身の大薩摩!仁左衛門の弥市とお米(時蔵)の深い夫婦愛!七月大歌舞伎!大阪松竹座!
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                皆さんこんにちは!!今日は寝不足の方がおられるのでは?!昨夜17日からこの記事を書きかけたkabukimon、途中で睡魔には勝てず、なんとかPK戦からLIVEで決勝戦を観ることが出来ました〜(*^_^*)!!本当におめでとう!『なでしこJAPAN』!!おめでとう!澤選手!!夢が叶って良かったです〜(^_^)/!
               

               お江戸への観劇旅行から、はや2ヶ月…。16日(土)は久しぶりの歌舞伎の観劇に行って参りました(^_^)v!場所は大阪松竹座…「関西歌舞伎を愛する会 第二十回」【七月大歌舞伎】…公演の昼の部(午前11時開演)です!!【七月大歌舞伎】は例年“夏にふさわしい外題”が掛りまして、楽しみにしているのですが、今回の昼の部は…
                一、播州皿屋敷(ばんしゅうさらやしき)
                二、素襖落(すおうおとし) 新歌舞伎十八番の内
                三、「三味線やくざ」より 江戸唄情節(えどのうた なさけのひとふし)
              の三題…お江戸の“歌舞伎座”が改装中ですので、片岡 仁左衛門丈を始めとする松島屋一門はもちろんのこと、坂東 三津五郎丈、中村 時蔵丈、坂東 彌十郎丈、片岡 亀蔵丈…といった、お江戸の役者さんも参加しての大変贅沢な顔ぶれでの公演です〜〜(*^_^*)!!

               一作目の「播州皿屋敷」の見所は、片岡 愛之助丈が演じる『浅山 鉄山』が、横恋慕をした腰元『お菊』(片岡 孝太郎丈)に言い寄るも拒絶され、恥をかかされた恨みから、『お菊』を自分が画策している「お家乗っ取り」の悪巧みの犠牲にしてしまう…のです。これだけですと、「ふ〜ン」で終わってしまうくらい、単純でシンプルなお話なのですが、『お菊』を責め苛む場面がかなりしつこくて凄惨なのです!!

               どんな風に惨いかと申しますと…『鉄山』は縛り上げて井戸のつるべに吊させた『お菊』を、竹の棒で何度も打ち、さらに井戸に沈め、最後はじわりじわりと嬲り切りにします…(-_-;)!!(う〜〜ん、愛之助丈の歪んだ愛情表現にゾクゾク来ます〜!!)。責める側の愛之助丈の、低くて渋い悪人声と、孝太郎丈の凛!として拒否をする声がやがて切れ切れの悲鳴へと転じてゆく、 お二人の声の演技が堪りません〜〜(>_<)。まるで、伊藤 晴雨が描いた“責め絵”の世界です…。

               やがて苦しみに耐えていた『お菊』も力尽き、絶命します…『鉄山』への恨みと呪いの言葉を口にして…ここから、幽霊になった『お菊』の反撃開始!!です。まずは『鉄山』の部下である『岩渕 忠太』(亀蔵丈)を井戸に引きずり込みます。そして、今正に!許婚を陥れ「お家乗っ取り」の画策に向かわんとする『鉄山』を霊力によって引き戻し、取り殺そうと迫る場面で終幕…となるのです。

              2011年07月18日松竹座 1.jpg

               が、この【引き戻されてゆく】愛之助丈の演技が素晴らしい!!のです〜(*_*)!花道の半ばの辺りで、『お菊』の霊力により舞台まで「引き戻される」訳ですが、真後ろにグイィィ〜ッ、ぐいぃぃぃ〜っと「何度も引き寄せられる」のに、 【必死で抗う演技】が凄い んです!!体の動きといい、表情といい、是非!是非!実際の舞台でご覧になって頂きたい!!

               二作目は、「舞踊」の名手、坂東 三津五郎丈の魅力満載!!の外題。殆ど休む」こと無く舞台中を動き回ります。「狂言」をもとにしたお話ですから、「面白味」や「軽妙さ」が無くてはダメで、例え動き疲れていたとしても辛そうな素振りは微塵も見せられません!亀蔵丈演じる『鈍太郎』や坂東 秀調丈演じる『大名某』と三人で、“素襖”を手にして踊る場面は注目度大です!!各自の息を合わせるのは大変のはず…特に、秀調丈は「長袴」姿ですから、かなりの運動量なのでは!?
               そうそう!『姫御寮』の中村 梅枝丈の麗しい女形のお姿とお声も、忘れちゃダメでした(^O^)♪♪

               三作目、いよいよ「江戸唄情節」の幕開けです。
              しかしここでは、詳しい粗筋や見所の紹介を敢えて致しません…。是非!松竹座の劇場へ足を運んで頂き、実際の舞台をご覧になって下さいませ〜m(_ _)m!!とにかく、終末では劇場内に女性のすすり泣きの声があちらこちらから聞こえて参ります。かく言うkabukimonもその一人…(T_T)。

              2011年07月18日松竹座 2.jpg
               
               終末の途中からは、仁左衛門丈演じる『杵屋 弥市』の演技と三津五郎丈の『坂東 彦三郎』の慈愛と、愛之助丈演じる『市村 家橘』の若い直向(ひたむき)さと、そして彌十郎丈の『小揚げの七兵衛』の懐の大きさに、観客の心はガッシリと捕まってしまいます!!さらに、中村 時蔵丈演じる『弥市』の女房『お米』の今際の際の「名台詞」の聴かせ所がまたイイ!!んですよ〜〜(/_;)!!自然と泣けてしまいます…。そう、演じておられる仁左衛門丈の頬にも一筋の涙が…(毎回、双眼鏡持参ですから)、『お米』を心底思う 『弥市』の気持ちにシンクロ しているのです…<(_ _)>。

               こちらの舞台の大きな「見せ場」の一つに、『弥市』が劇中劇でお三味線を弾く!という場面があります。『弥市』の設定が、江戸一番の“長唄の三味線弾き”の名手!!ですから、演じる役者さんの緊張感や重圧はかなり高い!!はずです。しかも、演奏する曲がまた、難易度のとても高くて超有名な曲!!ときています(^^;)!!観ている観客も聴きながら、手に汗をかき同じように緊張して聴き入ります…。正直に言わせて頂いて、演奏はお世辞にも上手とは言えませんでした。(本職さんの名演奏を過去に何度も聞いているので、違いは歴然…)

              2011年07月18日 松竹座 3.jpg
               
               しかし、仁左衛門さんの表情や演じる姿勢は、『弥市』そのもの!!長唄の方がとても上手に(仁左衛門丈の三味線に)息を合わせておられて、十分に聴き応えのある《大薩摩(おおざつま)》の名演奏が舞台上に響き渡ります…。ちょっと面白かったのは、舞台上の“囃子方”の方々や“付け打ち”の方も「劇中劇」ですから、ちゃぁんと江戸時代の扮装をして演奏をしておられたこと…、これはなかなか見られるモノでは無いですぞ〜〜!(^O^)/!
               
               えへへっ(^_^)v最後の一枚は、愛之助丈の「毛ぶり」の素晴らしさにうっとり…もちろん!!親獅子を演じておられる三津五郎丈の「毛ぶり」だって凄いんですよ〜!!でもさっ、子獅子の愛之助様の方は、より激しくしないとダメなのヨン(^-^)!!そして、これまた、珍しいことに『お米』の最期を看取る場面は、終演後という設定なので、鬘を外したお姿で演技をされるのです…。こちらもレアモノ!!滅多に観られる状態ではないです(^_^)/~!

              2011年07月18日 松竹座 4.jpg 
               今回の、お土産は次の三つ♪♪。「お写真」と、「記念のチョコレート」と、「姫路名物 お菊物語 播州皿せんべい」…この、「皿せんべい」!!流石なのは、 箱の中の瓦せんべいは9枚! (^_^;)!なんですよ〜〜!!可愛い『お菊』ちゃんのイラストに思わず購入!(*^_^*)!これだけ!・・・何故、「番付」が無いのかって?!?! この次に《夜の部》を観劇に行く時に、購入予定なので〜す!!多分、公演の後半の「番付」には“舞台写真”が載っているはずなので〜(^_-)!

               当月は、お江戸の「歌舞伎座」と同じスタイルで、一幕のみを低料金で販売をする《幕見席》というシステムが導入をされていますので、この「江戸唄情節」だけを観劇することも可能です。ただし、売り切れの場合や、購入方法や、料金システム(演目によって違う)などの詳しい内容を、劇場窓口のTEL …06−6214−2211…まで、必ず事前にお問い合わせ下さいませm(_ _)m!!公演は、当月27日(水)が千穐楽ですので、是非!!観劇をして下さいませね〜。
                追記:もしも、お時間の許す方は、8月21日(日)と22日(月)の二日間、大阪国立文楽劇場にて行われる、 【上方歌舞伎会】の上演 に足をお運び下さいませ!!こちらは、「歌舞伎俳優既成者研修発表会」といいまして、お若い役者さんの皆さんが、ご自身の勉強と芸道の精進のために行うものです。全ての外題を「片岡一門」の名優の方々が指導をされていて、それはそれは立派なモノです。(衣装や舞台装置まで、全て本公演と同じモノを使用しています)、両日共に、11時と4時の2回…公演料金は3500円と、お求めやすくなっております。
               
               私も、毎年、都合が付けば観劇をしています。年々、出演される皆さんの上達が分かって、とっても気持ちの良い思いが出来ます(^_^)v。また、海外のお友達を連れて行くと大変喜ばれますよ!!こちらのお問い合わせ先は… 《関西・歌舞伎を愛する会 06−6942−6591》 です。AM11:00〜PM17:00の間です。おかけ間違いの無いように…m(_ _)m!よろしく御願い致します!!(他にも、劇場に直接やチケットぴあやローソンチケットでも購入OKです)

               …そ・し・て!週末のお休みにも関わらず『階伯 ケベク』で、新たなキャスティングの発表が行われています♪♪ またもや、ご夫婦での出演!!(流行ってますねぇ〜、笑)今回のご夫婦は、イソジンssi がお二人の結婚式に出席をしているくらいの親しい間柄のようですから、厳しい撮影現場でも、少しはイソジンssi の気持ちが和らぐかな〜(^_-)?!

               …おおっっ!!エライこっちゃ!!(>_<)!ぼちぼちと記事を書いていたら、いつの間にか「ヒロイン」決まって発表されてるし、 『階伯 ケベク』のポスターのニューバージョン (これも、イソジンssi 超〜〜カッコイイ)も登場してるし 、あかん浦島太郎状態や…(*_*)…、そう言えば、韓国は今日って平日の月曜日ですものね…、まじいっ…(-_-;)

               来週は、「イサン」の14話…、また数日後に14話のお話でお会い致しましょう〜(^-^)!!
              ・・・と、書いたものの、こりゃぁまた、ポスターに絵心がぁ〜〜疼いて〜くぅぅぅっ!!

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              | kabukimon | 歌舞伎 | 23:36 | comments(10) | - | - | - |
              5.29.最高!!!猿之助歌舞伎の集大成!と京都南座のコラボ企画!!
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                JUGEMテーマ:芸能
                 まずは、昨夜のお礼から・・・ぴょんさん、も〜みんさん、そしてchirinさん!!昨夜は大変にお騒がせ致しました。また、深夜にもかかわらず、お世話になりましたm(_ _)m!!chirinさんに教えて頂き、解決をしたかに見えたのですが、どうも完全には直らない・・・(>_<)!!、朝、職場にPCを持ち込んで頼れる同僚に見せたところ、目を大きく見開いてため息をつかれ、ボタンを一カ所「ポチリ・・・」。・・・直りました(^^;)!!何でも、ナンバーロックもかかっていたのだそうで・・・。みんなに呆れられてしまいました・・・(@_@)(=_=)お恥ずかしい限りですぅ〜〜。ありがとう御座いました!!

                 さて、今月は、「お江戸に行く!」などという、思わぬ行動に走ってしまったkabukimon !!週末の予定があちこちへと移動し!!そこへもってきて、予定外の段取りも増え、とうとう『猿之助歌舞伎の魅力』展も後わずかで閉幕!!「京都南座」という絶好のロケーションに有りながら、行かないなんて許せません!!何とか半日、時間をやりくりをしてやっと行って参りました〜〜(^_^)v!!この記事は29日から書き始めていますが、トラブルでアップが遅れてしまいました。残念ながら、展覧会は30日で閉幕をしております。


                 南座については、現在の建物に改装する以前から通っているので、改装以前のお話もどこかでいつか致しますが、市川 猿之助 丈の「黒塚」を初めて観て、歌舞伎の面白さというか、意外性に惹き付けられてしまったのが、昭和58年の「顔見世興行」・・・。この時の演目は【昼の部】が「義賢最後(よしかたさいご)」・「鳴神(なるかみ)」・「二人夕霧(ににんゆうぎり)」・「弁天娘女男白波(べんてんむすめめおのしらなみ)」!!【夜の部】が「名工柿右衛門(めいこうかきえもん)」・「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」・ 「黒塚(くろづか)」 ・「封印切り(ふういんぎり)」!!
                ミニ猿之助丈 黒塚.JPG

                 お分かりになりますか?!今では、考えられないほどの演目の多さ!!当然【夜の部】の終了は酷い時など、10時半に近くなりました・・・(^^;)。今振り返ると、この年の演目はとても充実をしていて、当時の「若手」と「ベテラン」俳優の方々の、素晴らしい共演を観る機会になっています。現、仁左衛門の孝夫丈・現、団十郎の海老蔵丈・現、籐十郎の扇雀丈・そして猿之助丈・・・、ベテラン陣には歌右衛門丈・仁左衛門丈・羽左衛門丈・延若丈・芝かん丈(字がPC に有りません、ごめんなさい)・・・!!

                 現在よりも、舞台進行もイージーで、お気楽でのんびりとしたモノでしたので、5〜6分の時間延長とかも平気でした。演出も従来のままで、時間を短縮なんていう考えはあまり無かったように思います。当然、演目の途中で退屈になり寝てしまう〜(^^;)なんてことも良くありました・・・。この時も、「黒塚」になる前に大分くたびれていましたので、演目の最初の方はうつらうつらとしていました。やがて、鬼女『岩手』の歓喜の舞が始まります・・・。ここで、目がパチッッと開きました!!

                 これ何!!日本舞踊??文章で表現できないのですが、今まで観てきた女方の動きでは有りませんでした・・・。老女の設定ですから、ついさっきまで能や狂言の様な「すり足」で動いたていたのに?!「なんだ?この動きは?面白い〜!」下座音楽と相まって、鬼女『岩手』の踊り(動き)は年寄りなんだけれど軽快にまた、リズミカルに見えるんです。猿之助丈のお祖父様(猿翁)が、初演をし、当たり役となっていた演目です。後年になって、「黒塚」は海外の踊りに刺激を受けて制作されたのだ・・・とは聞いていたのですが、今回の展覧会でそれが「ロシアの舞踊」ということが分かって、思わず「納得!!」です。

                  こうして若い時から「歌舞伎」に出会ってはいても、その旧態依然とした演出や、だらだらとした演技構成の作品ばかりを観劇していたなら、ここまで「歌舞伎」に魅せられた人生にはなっていませんでした。猿之助 丈 の「狐忠信の宙乗り」や「ヤマトタケル」「新・三国志」「骨寄せの岩藤」といった、革新的な演出の「歌舞伎」の存在無くしては、ここまで「歌舞伎」というモノにのめり込むことにはならなかったはずです。でも、四半世紀前までは、こうした猿之助 丈 の活躍は「孤軍奮闘」で、冷ややかな反応を示す歌舞伎ファンもまだまだ多かった時代なのです。劇場内で「ケレンだけの芝居だろう!?」なんて、観もしないで言う観客もいました(^^;)。

                 大部屋の若い役者さん達を積極的に採用し、しかも大きなお役を付けて自分と共演させるという、当時としてはとても大胆で新鮮な取り組みも周囲を「ビックリ」させました。この時代の「猿之助歌舞伎」には市川 亀治郎 丈 も若手の一人として舞台に何度も登場し、右近 丈や笑也 丈と共に素晴らしい舞台を作り上げておられました・・・(^_^)v 記憶に残る舞台は色々と・・・。今回は、『京都 南座』さんの劇場!!というまたとない環境をフル!!に使った、正に!ミュージアム!!でした。

                 今回、京都においで頂けなかった方々に、展覧会の極々一部ですがご紹介をさせて頂き、少しでも味わいを感じて頂けたら・・・と節に願っております。・・・まずは入り口で有るモノを借りました(有料)。それは、市川 右近 丈 の解説が聞ける小型の機械、よく海外の展覧会などで見かけるモノ。500円でしたが、思っていた以上に沢山の内容が入っており、とても値打ちのあるガイド゙でした(しかも 右近 丈 の解説のお声がまた良いんです〜、時々自分とお師匠様とのエピソードとかが入っていて、単なる解説では無かったのが最高!!)。
                 
                猿之助丈の 孔明とまねき.JPG
                 
                 こちらでは、等身大の猿之助 丈と記念撮影が出来るというモノ!!「まねき」も普段はこんな間近で見られるモノでは無いので傍に寄ってしげしげ・・・。今回の企画といい、前回の三月公演「獨道中五十三つぎ」の時といい、「猿之助 丈のファン」の心をくすぐる、こうしたいくつもの工夫が南座さん?の配慮なのか、また更に嬉しかったです(^o^)!!例えば、先ほどの写真の様に、猿之助 丈 の舞台写真を切り抜いてミニミニチュアみたいにして、あちこちにディスプレイをしてみたり・・・例えば、
                ミニ猿之助丈 道行きと.JPG ・・・も、そうですしミニ猿之助丈 忠信.JPG  ・・・なんていうのまで、(^o^)!あまりの可愛らしさと、手の込んだ丁寧な仕事に感動をして、思わず「お茶席券」を購入してしまいましたよ・・・。こちらのお茶席も、実は舞台で実際に使用されている「座敷もどき」なので、座ると堅い〜(>_<)!!役者さん達はこんな堅い場所で正座をしつつ演技をされているのですね〜!!私だったら2分と持ちません〜〜(^^;)!!(つまり、板の上に茣蓙が一枚ひいてあるだけ・・・。)でも、掛け軸は「裏千家」所有の立派なホンモノですので、「なんちゃって」ではありません。

                お茶席 芝居の和室.JPG

                 こちらの「お茶席」では、「お手前」を披露して下さる裏千家の方の他にも、色々と解説をして下さる方がおられて、床や床の間などの詳しいお話や、「お抹茶 茶碗」いわれなどのうんちくを教えて下さいます。なので、500円以上の満足感(^_^)v!!それでもって、「お茶席」ですから〜(^o^)、お抹茶の出来るまでにお菓子を頂きます 。それが、こちら・・・!! ↓

                銘菓 夕霧 粒あん.JPGお抹茶 猿の絵 床机.JPG

                 「歌舞伎ファン」なら、この編み笠にピン!!ときますよね〜!(^o^)。こちらは、「井筒八つ橋本舗」さんの銘菓。私はこの後、お勧めされた「ゆず風味」の夕霧も売店で購入!!どちらも品の良い甘さと、柔らかい「生八つ橋」の食感にホッこり〜(*^_^*)。
                 座らせて頂いている「床机」ですが、少し座面が普通のモノよりも高い位置に有ります。重たい衣装を身にまとった役者さんが、無理なく立ち上がれるように工夫してあるのだそうです。

                作品当てクイズ 南座.JPG南座 猿之助丈 パズル.JPG
                 
                 今回の展示は、「南座」の1F〜3Fまで!!余すところ無く展示に活用されており、一日居ても飽きない!!舞台では、大道具の組み立てとバラシが映画上映をはさんで交互に行われますし、大道具の組み立ても、2場面!!kabukimonは時間の都合で、「川連法眼館」の方が観られず、本当に悔しかった〜〜っ(T_T)!!でもって、こちらの2つのコーナーが大人気!!若いカップルからご家族連れから、男性の一人客まで・・・皆さんワイワイ、黙々と、それぞれに楽しんでおいででした。この遊びを考えた方!!GOOD JOB!!です(*^_^*)!!
                 しかも、ちゃんと、お客が完成させてその場を離れてしまうと、売店のお姉様がいちいちバラバラにするために足を運び、楽しめるよう上手にバラバラに置く心遣い・・・流石です!!

                狐忠信 欄干渡り.JPG
                 
                 おおっこちらにも!!最初は気がつきませんでしたが、他の方が猿之助 丈を動かしているのを観て思わず「パチリ!!」上手い!!発想がいいなぁぁ!あの場所を、こう使うとは・・・思わずやりたくなっちゃうファン心理を巧みにつかんでいます!!私も動かしちゃいましたぁ〜(^o^)!!

                 私みたいに、館内に詳しい者でも、上がったり下がったり・・・。館内を順路に従ってあちらこちらをウロウロ。でも、ちゃんと気配りの館内の地図を入り口で頂いているので安心です!!

                手引き 片面.JPG

                手引き もう片面.JPG

                 もう一つのおみやげ!は、ただのクリアファイルなのですが・・・、思わず2枚買おうか?というくらい素晴らしい!!壮観!!見事!!カメラマンさん!流石プロ!!あまりはっきりと大きくすることは出来ませんが、よ〜くご覧になって下さるとお分かりになりますよね(^o^)!!このアングル!舞台から客席の方を向いて写しているのです!!こうすると、展示されていた全てのお衣装の図録に等しいわけです!!クリアファイルの上にちょこんと乗っているのが、広げると館内の地図になるパンフ。

                舞台から客席 クリアファイル.JPG 
                 
                 この衣装群の中でも、やはり注目は「ヤマトタケル」宙乗りのお衣装!、舞台の時はそうまじまじとは見られません。あっという間です、あっという間・・・。そして、狐忠信の「ぶっかえし」で観られる糸だらけのお衣装・・・。もの凄い数の糸が整然と縫いつけられています・・・。あれだけ間近で、しかも手の届きそうな距離にお衣装がてんこ盛り!!(*^_^*)!今回も、オペラグラス持参ですから、じっくりと細かいといころまで観て楽しむことが出来ました!! 

                 また、特に感動をしたのは、「市川 猿之助 華麗なる軌跡」のコーナー(^o^)/!!書き込まれた直筆の台本の数々!!(これを見られただけで十分!来た甲斐がありました・・・)に、貴重な「押し隈(おしぐま)」 =(舞台終了直後に、顔を薄い絹に押し当てて、その時の化粧を写し取ったモノ)。こちらの「押し隈」には、猿之助 丈 と共演された名優の皆さんのモノがズラリ・・・、玉三郎様の「押し隈」!初めて拝見をしました!!「押し隈」も美し〜〜い!! 

                 舞台を使った「大道具」の設営 → バラシや、上映されていた短編映画の内容。また、3Fに再現をされていた、感激の「楽屋再現コーナー」(ここでの、右近 丈 の解説に思わずうなずいたり、ほろりと来たり・・・。)、まだまだ十分には紹介しきれていません・・・(>_<)。お伝えしたいことがまだ一杯ありますが(マンガ付きで)、本日はここまでにしておきたいと思います。本当に、今回のような【猿之助 丈の激動の役者人生 ダイジェスト】が、一同に会して観られる・・・という 企画をして下さった「全ての関係者の皆さま」へ、心より感謝を申し上げます。そして是非!!、今後は、東京、九州といった各地で同様の展覧会を開催して下さいませんか?

                 特に、被災された方面の会場では、何とかお金を最小限の価格帯にして、「猿之助 丈の前向き(不屈)な精神」の紹介と「長年のファンへの癒し」として、何とか実現をさせて下さいませんか?!
                 どうかよろしくご検討下さいませ・・・。


                 ・・・オマケ・・・懐かしさと「作品世界」に感動しつつ、劇場を後にして、チョイと横を見ると、デッカイ看板が!!?入場した時には視界に入っていませんでした(^^;)。それは6月の南座公演の案内・・・、
                ミュージカル 宮 宣伝パネル1.JPG
                ミュージカル 宮 宣伝パネル2.JPG

                 こちらのミュージカル「宮(くん)」、原作マンガは大変有名で、ドラマ化もされていてヒットをしたはず・・・私は詳しくないのですが(>_<)。かなりの「イケメン」がこの舞台にも出演されるようなので、きっと観劇においでの方もいらっしゃるのでは・・・と思い、一応、パネルの御紹介をしておきますね〜(^^;)!!もしも、この記事をご覧になっておられる方で、こちらのミュージカル「宮」を観劇しに「京都 南座」にお越しになる方がおられましたら、是非!!お気軽にお声を掛けて下さいマシ!!近辺の美味しいお勧めのお店などをご紹介致しま〜〜す(*^_^*)V!!

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                | kabukimon | 歌舞伎 | 22:50 | comments(6) | - | - | - |
                5.26.妙技!和製タップ「高坏」!スゴ技の伝承・・・in 明治座、お江戸顛末記 最終話 
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                  JUGEMテーマ:芸能

                   いよいよ、「お江戸顛末記」も今回で最終話・・・(^_^;)。やっと「おおラス」です。・・・久しぶりの「お江戸」と、いうことと、私にとって「お初」の出来事が重なったため、思いの外ずるずるとほぼ一週間、「イサン&茶母」から離れたブログになったにもかかわらず、皆さまにお尋ね頂いて、また、イソジンssi の来日ネタにも救われましたので、感謝をしておりますm(_ _)m!ありがとう御座いました!!

                     「明治座」夜の部、二つ目の演目は「高坏(たかつき)」!!
                  ・・・歌舞伎という芸能の凄いところというか、逞しさというか・・・、こういった作品の存在を知ると、長く愛され続けている訳が分かる気がします(^o^)/。「「筋書き」の【解説とみどころ】を読みますと、着想には、狂言の『末広狩』が有るようですが、1920年代にアメリカで生まれ、大流行をした「タップダンス」!!に目を付けた六代目尾上 菊五郎 丈 が、昭和8年に七代目阪東 三津五郎 丈等と初演!した、 「新作の長唄舞踊劇」なんです(^^)/。
                     
                   一見すると、能や狂言の舞台を思わせる拵えですが、桜の花や若々しい柳など、とても華やかで完全な創作のもの・・・。満開の桜を楽しもうと「嵯峨の里」にやってきた、『大名』、『太郎冠者』そして一番のぺーぺー『次郎冠者』、このお役を中村 勘太郎 丈が演じておられます!!・・・。『次郎冠者』くんはまだ新人なのか、『大名』に差し上げる杯をあろう事か「地べた」に直接置いちゃいます!!当然『大名』は怒って、杯を置くための【高坏】を用意するように『次郎冠者』に言いつけます。この、『次郎冠者』くん、【高坏】・・・がどんな物なのか知らないのですよ〜(>_<)!先輩の『太郎冠者』に「どんな物?」かを聞きはしましたが、どうも理解できていない様子・・・。

                   それでも、何とかしなくちゃいけませんから、必死で考えて、そうだ!大きな声で、「【高坏】を買いますよ〜〜っ」と言って歩けば、売っている人に出会えるかも?!と思いつきます。(なかなか、良い発想)!・・・と、そこへやってきたのは「高足売(たかあしうり」・・・「高足」というのは、高下駄!!です(^-^)。【この「高足売」を中村 亀鶴 丈(*^_^*)が再び登場!!して演じておられます】彼は、『次郎冠者』の様子を見て、すぐにからかい始めます・・・。なんと、自分を「高坏売り」と言い、売り物の「高足(高下駄)」を【高坏】だと言いくるめて騙そう・・・いうのです(^_-)!!

                  2011年05月26日 明治座、高坏 1枚目.jpg
                   
                   勘太郎 丈の演じる 『次郎冠者』は、最初こそいぶかしがりますが、口の達者な亀鶴 丈の「高足売」の言葉に丸め込まれてすっかり高坏と信じ込んじゃって、上機嫌で主人の大切なお酒を飲み始めちゃいます(^^;)!オイオイ!!もう〜〜こうなったら『次郎冠者』止まりません・・・。したたかに飲んで寝込んでしまう!!あきれた「高足売」がその場を立ち去ると、代わりに現れたのが参詣を済ませて戻ってきた『大名』と『太郎冠者』!!いぎたなくお酒を飲んで寝転がっている『次郎冠者』を懲らしめようとする二人!!酔っぱらったまんまの『次郎冠者』、自信ありげに【高坏】を手に入れました〜っと、高下駄を『大名』に見せて、杯を乗っけて差し出します。

                   これを見て、二人は間違いを指摘しますが、『次郎冠者』全然反省の色無し(>_<)!!【高坏】だとあくまでも言い張るものですから、ついに『大名』も怒り出しました〜〜。ここから!!眼目の高下駄タップがいよいよ始まります!!この時の勘太郎 丈の楽しげなお顔!!こっちもつられて「にへら〜」とした笑い顔になってしまいます。ここら辺り 、勘太郎 丈の演技で、お酒に酔っている時の台詞回し(口跡)!が、も〜〜ぞくっと来るほど、お父様の勘三郎 丈にそっくり!(^^)!!!なんです〜。

                   高下駄の前や後ろを巧みに舞台に打ち付け、軽快な音で拍子を刻み、長唄とお囃子と一緒になって実に軽やかに舞いまくります!!どうやら分厚めの足袋を履いておられるようですが、あれだけの激しい足裁きと体重移動!!鼻緒の当たる部分やら、足の筋肉を相当酷使していると思います。それでも 「大変そう」な雰囲気は微塵も感じさせずに 両足を広げたりすぼめたり(^o^)!!叱りつけようとしていた『大名』や『太郎冠者』までも、彼の楽しげな様子につられて踊り出す始末・・・(^^;)。

                  2011年05月26日明治座 高坏 2枚目.jpg

                   全編を通して、陽気で楽しくてウキウキする音楽と舞台の美しい配色で、観客席も体がウズウズっ・・・。実際に目の前で観劇しておられた、海外の男性客の方、客席で音に合わせて足踏みするは手で膝をうつは、めちゃくちゃ乗っておられてニッコニコしてましたもの(*^_^*)V!!あの踊り、ここまでに踊れるようになるのにどれくらいの時間が必要だったのか・・・、凄い!!ですねぇ〜〜。お父様の「高坏」を多分大阪の「中座」で見ていると思うんだけれど・・・。こうやって、芸が引き継がれてゆくのが「歌舞伎」の魅力!!お父様より少し体型の良い勘太郎 丈だからよけいに舞台映えがして良かったです(^o^)/!!

                   そういえば、劇場には奥様の「愛さん(お名前違っていたらご免なさい)」もお見えでしたが、婚約会見や披露宴の時よりもすっ〜ごく大人びた様子で、お召し物も黒のシックなモノでしたね、劇場スタッフの女性と幕間に談笑をなさってました。・・・こうして、kabukimonの長い観劇ツアーもようやく終了です。明治座で購入したモノは・・・。こちらっ!!

                  明治座 5月 筋書き.JPG

                   後は、おなかの中に色々と・・・(*^_^*)へへへっ、さあ!!ここからは高速夜行バスに乗車して、京都を目指して帰るだけ〜〜ッなんですが、8時20分頃に明治座を出て、バス乗り場まで移動です。実は、出発前、またしてもPCの調子がおかしく、バスの発車時刻を詳しく知らない!!確か10時頃・・・という相変わらずのアバウトkabukimon(^^;)、そのまま何も考えずに、もと来た駅(地下鉄)の駅へフラフラ・・・、駅に近づいてきたので携帯ナビで検索したら、げげっっ!!「浜町駅に向かえ」〜〜??!!

                   そうです、明治座のすぐ横に駅が有ったんです〜〜〜。またまたもと来た道を引き返し、長〜い階段を下りて上って駅に・・・、そこから電車で移動なんですが、エライ時間かかるでないの!?この線で良いんだよね?不安になりつつもやっとの事で、「都庁前駅」に到着・・・。ここから、「ウイラーバス」専用の乗車場所まではすぐ!!のはずが、またまたkabukimonの目の前には長〜い階段が・・・、節電でどうやらエスカレーターは最近使用されていないらしく、テープまで張ってある。
                   
                   流石に、足がもう限界に近い状態なので、急ぐ心と裏腹にやっとの事で地上のバスターミナルへ・・・(;_;)、予約番号しか分からないkabukimonに、「ウイラーバス」のスタッフの方は優しく対応、やっとの事で出発時間も判明、何とか40分前に着くことが出来ました(^_^)/~!!。これでやっと一安心です、バスに乗る前に近くの「ロイヤルホスト」で腹ごしらえを済ませ、くたくたの体を引きずって車窓の人となりました・・・。

                   でもね、心の中がエネルギー充填120%!!(*^_^*)(^_^)/!!これまでに感じたことのない充実感でいっぱい!!でしたよ!!全ての出来事を誰かに聞いて欲しくて、皆さんからのコメントに飛び付く飛びつく!!!(^^)!(^o^)!!ありがたかったです!!コメに返信しながら、少しずつクールダウンの出来たkabukimon・・・。スムーズな車の流れに予定時間より少し早めに京都駅に到着、こうして「お江戸探訪」は無事幕を閉じたのでありました。

                   
                   だけれど、昨晩からまたもやPCがおかしい・・・。何度もフリーズをして記事もマンガもやり直しの連続!!(>_<)買い換えたいけれど、先立つものが・・・うううぅっ、もうすぐ6がつ!!イソジン ssi の中国ロケも始まってしまうのに、「光化」も先に進まないし・・・、クスン(/_;)・・・。困ったなぁぁ。

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                  | kabukimon | 歌舞伎 | 23:55 | comments(6) | - | - | - |
                  5.25.悲恋!「牡丹灯籠」を彩る、男女の愛憎と悲喜劇!『源次郎』と『お国』の場合・・・in 明治座、お江戸顛末記 その四
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                    JUGEMテーマ:芸能
                      さて、明治座での公演・・・「怪談 牡丹灯籠」!!前回の記事では三組の男女のうち、二組までを紹介『伴蔵とお峰』・『新三郎とお露』致しましたが、ここにもう一組・・・!それは『宮野辺 源次郎』と『お国』のカップル!!こちらを忘れてはなりません。今回、「筋書き」も買わずに公演を観劇しているkabukimon、(^^;)!最初はお話の展開が全く見えません・・・。

                     しかし、登場してくる役者さんが、いきなりご贔屓にしている中村 亀鶴 丈だったので、思わず、おっラッキーッ(*^_^*)!!こちらの中村 亀鶴(きかく、とお読みします) 丈!!は、「筋書き」の紹介文に「正にその通り!」と思わず膝をたたいてしまうほどピッタンコの記事が載っています。そちらには・・・

                    ・・・前略 【時代物、世話物、立役、女方それぞれで幅広い役柄を演じている。口跡の良さ、踊りの確かさ、性根をつかんだ役づくりで さまざまな状況下で頼りになる存在である 。】そうそう!そうなんですよ〜!!(>_<)!・・・亀鶴 丈はとても不思議な役者さんで、基本は立ち役の方なのですが、体型的に自然な女方も演じられちゃうんです!普通、立ち役の方の女方は無理があることも多い・・・(大御所といえども、自然に両方を演じきれる方はあまりおられない)。どうしても、立ち居振る舞いに、「女らしさ」に欠けて見える部分があったりするのですが、それが無い方なのです!!

                     今回演じる『宮野辺 源次郎』は、旗本『飯島 平左衛門』の愛妾『お国』と不義密通の仲・・・、この愛妾『お国』を演じておられるのが、上村 吉弥 丈!(かみむら きちや、 とお読みします )なのです!!(*^_^*)。吉弥 丈は関西ご出身で関西育ち、片岡 愛之助 丈 と同じように、一般のご家庭のご出身ですが、あらゆる演目に出演をされていて、とても幅広いタイプの女性を演じてこられています。

                     こちらも、「筋書き」の紹介文を一部抜粋をしますと・・・前略【その古風なたたずまいから滲みでるしっとりとした色気は何よりの魅力。・・・中略・・・上方歌舞伎独時の風情を体現する貴重な女方である。】・・・後略。正にその通り(^o^)!!でも、これまでの私の吉弥 丈のイメージというのは「気の良い女将さん」や「品のある、お中老」や「渋い老け役」といった、どちらかといえば、「まっとうな人生を歩んできた女性」といったモノでした。でも、今回はいきなり『源次郎』にしなだれかかり、乱れた女の色気ムンムンで登場されたので、ビックリ!!

                     お二方とも、役者としての「キャリアも実力」も十分にお持ちなのですが、どうしても普段の公演では脇を固める立場のお役が多い・・・。でも、今回は染五郎 丈や七之助 丈と、両看板にも等しい重要なお役!!観ていて「やった〜!ラッキ〜!!」と喜んじゃいました!!まずは、亀鶴 丈、この方は本当に「口跡」が美しくて美声なのです〜〜(>_<)!!広い劇場の隅々にまで、歯切れの良い台詞が響き渡り、とっても「男らしくて凛々しい」お声なのです!!

                    2011年05月24日明治座の 1.jpg
                     
                     『源次郎』は『お国』から、「一緒になりたいから、殿様(旗本 飯島)を早く殺して・・・」とせっつかれ、情事の現場を押さえられた後に、『お国』に促されて殿様をついつい、手にかけてしまいます。『お国』をめちゃめちゃ色っぽく演じておられる吉弥 丈 ですが、二人の男の人生を破滅に追いやる「稀代の悪女」!!というムードにならないのが不思議!!kabukimonには【愛に正直な女性】という姿が印象に残っているのです・・・(-_-)。何をしても、何を言っても、全ては『源次郎』に向けて吐露する、「奈落の底までも一緒だと、言ったじゃあ〜ないかあぁ!」という台詞!!に尽きると感じました。

                     余談ですけれど・・・、殿様に見つかる羽目になる「情事」の場面!!結構濃厚(^^;)で、(あんまり歌舞伎では「くんずほぐれず」的な演出はしない)観ていたkabukimon「おおおっっ!」とかなり恥ずかしかった。それくらい、本当の男女のラブシーンに負けない情愛を演じておられました(^^)/。

                     殿様を二人して殺めてしまったこの時、『源次郎』も殿様の反撃で足に傷を負います。このことが、その後の二人の関係に微妙な「陰」を落としてゆきます・・・。殿様の末期の言葉から、二人の計画が頓挫したことが知れ、二人に残された道は大金を持ちだしてどこかへ逃げ延びるしかなくなります。もし見つかれば当然「獄門台か打ち首」です・・・(>_<)!!こうして、二人は逃避行を始めるのですが、持ち出した大金を道中で盗まれ、また、『源次郎』の傷の悪化で、とある宿場町から動けなくなります。

                     この宿場町のはずれで『源次郎』は、ひっそりと「かまぼこ小屋(形がかまぼこ(笑))」に住み、酌婦として働いている『お国』の稼ぎで生きています。当然武士ですから、内心忸怩たる思いがある。そこへ持ってきて『お国』は酌婦ですから「客」とべたべたする・・・。そう!!この、『お国』に入れあげるのが、大金を手に入れて、郷里で大店の主となっていた『伴蔵』という訳なのです・・・!!

                     やがて、二人は殿様を殺めたことによる因縁や何やらを知り、後悔をして懺悔しますが、時すでに遅く、ついには天罰が下ります・・・。この二人が死んでゆく場面、お互いを憎み合って殺し合うといった設定でないのが、救い・・・愛し合ったまま死んでゆけて良かった・・・(-_-)。この場面で、この舞台の キーアイテム=蛍が二人を包み込みます !!多分、緑色のLEDライトだと思うのですが、それはもう!!大量の数が出てきます!!その美しいこと!幻想的なこと!!kabukimonの脳裏には、あの最後の場面のお二人の姿が未だに焼き付いたままです〜(^^;)!
                    2011年05月24日明治座の蛍3.jpg
                    2011年05月24日明治座の蛍 小 3.jpg ←こちらは携帯用です。何度も同じ絵をすみません・・・。
                     
                    今回の観劇で、kabukinonは大きなミスをしてしまい。全てのマンガは記憶をたどって描きました。ですので、衣装から髷から書き割りに至るまであくまでもkabukimonの印象(イメージ)ですので、本当の舞台とは多くの相違点のあることをお知りおき下さい。
                     これは、「松竹さん」にも一言言いたい!!確かに、看板役者の4人は図抜けて人気実力共に有りますよ!!でも、4人だけで歌舞伎は成り立たないじゃあないですか!!今回の「筋書き」は他の役者さんの写真は紹介用の顔だけ・・・、舞台用のお姿が一枚もない!!小さくたって良いから、こんなに良い演技をされている方の姿を「筋書き」に載せないのはどうかと思いますよ??!!

                     そりゃぁ、1枚500円の綺麗な写真を買えば良いですけれど、何枚もは買えません!!歌舞伎のブームを一過性にせず、保つにはこうした配慮は必要だと思いません??「筋書き」も買わない(高いから)と仰る方すらいるのに・・・(−_−)。「明治座」には沢山の売店が有って、色々なモノが売られているのにはビックリ!!2度の幕間もあちらこちらで買い食いをするのに必死で、私は買った「筋書き」の中身をちゃんと確かめ無かったのです。で、悩んだ結果、写真は観劇できなかった午前の部のモノを購入していたのです・・・。あああ、ちゃんとあの時確認さえしていれば(-_-)〜〜!!

                     でも、本当に美味しいモノが沢山!!・・・210円のかまぼこにはまり、うに→ホタテ→かに、と3個も食べた(^^;)!全部美味しかったけれど、私のお薦めはウニ!!

                     「怪談 牡丹灯籠」の次は、中村 勘太郎 丈の出演される「高坏(たかつき、と読みます)」!!こちらについても描きたいことは有るのでまた次回に・・・。   う〜〜ん、困った、なかなか「歌舞伎」ネタが終わらない・・・。ごめんなさ〜い!!

                     今日のkabukimonの記事を読んで、中村 亀鶴 丈 と上村 吉弥 丈 に興味を持って下さった方に・・・是非お勧めなのが、次のリンク先です(*^_^*)V!!
                    上村 吉弥 丈のブログは、こちら
                    !!


                    中村 亀鶴 丈へのインタビューは、こちら!!


                    中村 亀鶴 丈の公式サイトは、こちら!!

                     特に、上村 吉弥 丈 のところは、なんとブログ!!ご本人の書き込み記事が読めちゃうし、ご本人へもコメント出来ちゃう優れもの!!思わず、私もカキコしちゃおうかと・・・(笑)!!こんな歌舞伎役者さんは珍しい・・・。

                     中村 亀鶴 丈 のインタビューは【関西歌舞伎を愛する会】がされたもので、少し以前のモノですが、洋服姿の珍しい顔写真ですし、内容がとても充実をしているので読むと楽しいです!!(^^)/本当は、ここで亀鶴丈はコラムを何度か寄稿されていて、それも探したのですが無かった・・・【関歌愛】様〜〜あのコラムどうされたのですか〜??


                     イソジンssi が日本に来て、被災地に植樹と愛を届けて下さったこと、嬉しかったです。kabukimonもイソジンssi をならって、自分に出来ることを自然体で長く続けたいと思っています。
                    イソジンssi ありがとう!!新作頑張って下さい〜(*^_^*)!!  
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                    | kabukimon | 歌舞伎 | 23:55 | comments(14) | - | - | - |
                    5.24.悲恋!「牡丹灯籠」を取り巻く、男女三組の愛憎と悲喜劇!in明治座・・・お江戸顛末記 その参
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                      JUGEMテーマ:芸能
                        「レ・ミゼラブル」の感動体験から、なかなか現実世界に戻れず、「帝国劇場」に足が止まってしまったkabukimon・・・、やっとの思いで劇場から外へ出ました。本当に次の「明治座」の予定が無かったら、どうなっていたことか・・・(^^;)!!偶然にも「明治座」の演目は、も〜みんさんのコメから事前に、演目や出演される役者さんを調べていたので、「レミゼ」のついでにこっちも観ちゃえっ!!と欲ばって入手したモノ・・・。購入時に調べて、移動がかなりギリギリなのも分かっていたのですが、思わぬタイムロスに冷や冷や!!

                       慌てる心を落ち着かせ、携帯のナビを取り出して検索をすると・・・、乗り換えの回数は少ないものの、またもや到着予定時刻が、開演10分前(T_T)!!ぎゃ〜〜!!また〜〜っ??ゆっくりと観劇の余韻に浸って歩いておられる皆さんをかきわけて、駅へ駅へ・・・!!とにかく移動するのに歩くことが前提のお江戸!!、駅どうしが比較的近くて、移動に時間のかからない大阪や京都に慣れているkabukimonは、ついつい時間を読み間違えやすい・・・(>_<)!!

                       今度は途中のトラブルもなく、なんとか浜町駅(地下鉄)に到着!!ところが、プラットホームに出口案内が少な〜い!!間違えて反対方向へ少し歩いたところで気が付きUターン!!慌てて地上へ・・・ここでも恐怖の上り階段!!膝をカクカクさせながら歩き出してまたミス!!初めての場所って駅からの方向を確認しないと、とんでも無い方向へ行っちゃう〜〜。この時点で、開演まであと8分!!(^^;)〜。
                       
                       駅から明治座までは、「甘酒通り」という、風情有る佇まいの通りを歩いてゆくのですが、沢山の良さげなお店が並んではいても目の端に映るだけっ!!早足で人を縫うようにして進み、やっとの事で劇場らしき建物が目の前に!!、沢山の幟も発見!!横断歩道を渡りつつ「おっ良いアングル!!」てなことで、時間がないのにパチリ(^_-)!
                      明治座 外観  .JPG

                       切符売り場に駆け込んで、発券の手続きを済ませていよいよ劇場内へ・・・!!これが明治座かぁ〜〜入り口には、いかにも「江戸っ子」というような劇場の方が「明治座」の法被を着て出迎えて下さいます!!とっても「いなせでカッコイイ!!」お江戸の劇場に来た〜!!感が溢れます(*^_^*)!しかしそんな悠長なことは言っていられない!!開演まであと3分!!しかし、ここは歌舞伎の小屋、スタッフの方は焦りまくるkabukimonに優しく「お客様、まだ大丈夫で御座いますよ。」の一言・・・(^^;)ううう、ありがとう御座います〜〜。とにかくお席へ!!座るとなかなかに良いお席ではありませんか!!

                       と、一人ほくほくとほくそ笑んでいると、「きの音」が響き、今度も「筋書き」を持たずに、もう歌舞伎が始まってしまいました・・・<(_ _)>。 いったい最初の演目はなんだったっけ?全くあきれた話しです・・・。で、夜の部最初の演目は 「落語家、三遊亭 円朝 原作、怪談 『牡丹灯籠』 」こちらの、【大川の船の場より】と【幸手堤の場まで】でした。      

                       この演目の中心となるカップルは3組!!それぞれに事情を抱え、ラブラブな時からやがて凄惨な終末を迎えます。細かい粗筋などは、お調べ頂くか劇場で実際にご覧頂くかして・・・。ポイントのみをご紹介しますと、まずは『萩原 新三郎』に恋焦がれるあまりに、待ちくたびれてついには死んでしまった、旗本『飯島 平左衛門』の娘『お露』!!この2人のカップル。死んだあとも『お露』は妄執から成仏できず、後を追って自害をした乳母『お米』と2人、亡霊となって『新三郎』を求めて夜ごと『新三郎』を尋ねます。

                       この、優しいけれど優柔不断な『新三郎』の世話になり、貧乏しつつも、しっかり者の女房『お峰』と二人でささやかに、でも幸せに暮らしていたのが下男の『伴蔵』。この二人は、いかにも!!といった似合いの夫婦。気弱な亭主の尻をたたき、幽霊に「駆け引き」を持ちかけるよう促す『お峰』。でも、自分は怖いからってんで、『伴蔵』に酒を飲ませて自分は押入に隠れちゃう!!(*^_^*)!!実は良くできた展開ですが、これには大切な訳が有りまして・・・。『新三郎』と『伴蔵』を市川 染五郎 丈が・・・、そして『お露』と『お峰』を中村 七之助 丈がそれぞれ二役で演じておられるのです。「押入」から『お峰』の声を出しつつ、早変わりの準備をして『伴蔵』の前に亡霊として登場!!観客はその演出の妙にみんな大喜び(*^_^*)V!!な訳です・・・。
                      2011年05月24日明治座のラブラブ二人.jpg

                       この二人・・・、亡霊に出会って、『新三郎』の命を奪う片棒を担ぐことになるまでは、なんだかんだ言ってもラブラブ!!この辺の2人の関係を 染五郎 丈と七之助 丈はとっても息ピッタリにしかもコミカルに明るく演じておられました。( ↑ 亡霊におびえて屋外から座敷の中へ戻る時、息を合わせてピョンッッと一段上の座敷に乗る場面)。染五郎 丈は後ろ姿で大熱演、亡霊が怖くて腰が砕けてしまう『伴蔵』の動きの可笑しいこと,可笑しいこと(>_<)!!
                       
                       やがて二人は亡霊を手助けして、100両という大金を手に入れ、『新三郎』の死後に江戸を離れて『伴蔵』の郷里に大きな「荒物屋」を開業します。ここから、少しずつ幸せだった二人の関係は破綻をしていき、ついには!!『伴蔵』は『お峰』を自分の手にかけて殺そうとします!!(T_T)・・・分かり易い人物設定の『伴蔵』です。金が手にはいると女にうつつを抜かすっていう・・・。はい!!とうとう、『伴蔵』の凶刃に『お峰』は絶命をするのですが、この場面の演出が凄かった!!

                       実際に「本水」をザアザア〜〜と上から降らせるばかりか、染五郎 丈と七之助 丈はその水を頭からかぶり、また、床に出来た「水たまり」で二人のせめぎ合いをされるのです、もう観ていてハラハラ・・・(^^;)!!足元が滑るから大変です!!(よくあれでケガをしないモノだ、というくらいに激しい)お二人の衣装もぐっしょり濡れていて、体にまとわりつきます・・・。きっと最前列の客席にはバンバン水しぶきが掛かっているはず・・・。ついに、『お峰』は『伴蔵』に川へはめられてしまいますが、今度は立ち去ろうとする『伴蔵』の腕を何者かが引き寄せて川の方へと引き戻します!!ここの虚空を相手にもがく、染五郎 丈の演技も美しかったぁ・・・、『伴蔵』は必死に逃れようとしますが、ドンドンと橋の方へと引き寄せられて、!!!
                      2011年05月24日明治座の深みへ4.jpg
                       ・・・あんなに仲の良かった二人なのに・・・川に引きずり込まれる『伴蔵』、じわり、じわり、と川に飲み込まれていく様を、染五郎 丈は二の腕の筋肉と指先の橋をつかむ演技で見せる魅せる!!特に片腕だけが橋にかかり指先が最後の最後まで、腕が伸びきるまで熱演!!指先大丈夫ですかぁ??と、思わずこちらが痛くなるくらい、力の入れ方がハンパなく見えました・・・(^^;)。

                       ・・・すっかりと辺りは静寂につつまれて、さっきまでの二人のあさましい姿が嘘のよう・・・、するとどこからともなく2つの小さな緑色の明滅する光が現れます・・・。今回の「怪談 牡丹灯籠」を演出する上での キーとなるアイテム=蛍 です。こうして、終幕となりました・・・。

                       ・・・今回のマンガは事情により、一部分というか、かなりの部分をkabukimonの記憶だけで描いて居ります。衣装の色や髷の形等々、本当ではない部分もかなりあろうと思います・・・。あくまでも「イメージ」としてご覧下さいませ・・・。

                      がっ、これだけではない!!本当にkabukimonが書きたかったのは・・・実は!!    この先は  次回につづく・・・。   

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                      • 1224.10.25「イ・ソジンさん【女性東亜】11月号グラビア撮影映像公開♪&《ニュラミス》のCF映像撮影現場風景♪&映画【おとなの事情(邦題)】リメイクでイ・ジェギュ監督と再びお仕事?♪&【ル・キャップ】ダウンジャケット姿の美画像♪」
                        kabukimon (11/01)
                      • 1226.10.27「追記有り:イ・ソジンさん【女性東亜】11月号特集記事+美画像♪&映画《完璧な他人(原題:赤の他人)情報♪&【GODIVA Korea】〈受験生応援広告〉の美画像公開♪&《e-マート》オリジナルブランド【DAIZ】のCFモデル美画像♪」
                        naomi (10/28)
                      • 1224.10.25「イ・ソジンさん【女性東亜】11月号グラビア撮影映像公開♪&《ニュラミス》のCF映像撮影現場風景♪&映画【おとなの事情(邦題)】リメイクでイ・ジェギュ監督と再びお仕事?♪&【ル・キャップ】ダウンジャケット姿の美画像♪」
                        ペネロペ (10/25)
                      • 1220.10.17「イ・ソジンさんエリックさんユン・ギュンサンさんご出演【三食ごはん・海の牧場編】Mnet JAPAN TVで放送開始+〈麺好き〉ソジンさんミニ映像♪&《Marie Claire Korea》プラハでの映像YouTube版♪&最新CF撮影現場♪」
                        kabukimon (10/20)
                      • 1220.10.17「イ・ソジンさんエリックさんユン・ギュンサンさんご出演【三食ごはん・海の牧場編】Mnet JAPAN TVで放送開始+〈麺好き〉ソジンさんミニ映像♪&《Marie Claire Korea》プラハでの映像YouTube版♪&最新CF撮影現場♪」
                        たんぽぽ&ぴょん (10/17)
                      • 1209.9.2「イ・ソジンさん【LGハウシスZ:in(ジーイン)】新CF2本公開♪&今夜で終了?!【三食ごはん・海の牧場編】第9回のプレビュー♪&【Marie Claire Korea】10月号の美画像♪」
                        kabukimon (10/04)
                      • 1209.9.2「イ・ソジンさん【LGハウシスZ:in(ジーイン)】新CF2本公開♪&今夜で終了?!【三食ごはん・海の牧場編】第9回のプレビュー♪&【Marie Claire Korea】10月号の美画像♪」
                        コッコ (09/29)
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